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インタヴュー・シリーズ

アート&サイエンスの現在

20世紀の終盤から,21世紀に向けての新しい試みを行なってきているアーティスト,科学者,批評家,建築家,映画監督,写真家,などのインタヴュー集です.インタヴュー登場する人々は,それぞれの分野において脱領域的な活動を行い,従来の思考や表現のフレームにおさまらない活動や理論を展開しています.
20世紀とはどんな世紀であったのか,21世紀はどんな世紀になるのか,といった問題が多様な角度から語られています..


A to G

Laurie ANDERSON ローリー・アンダーソン
ARAKAWA Shusaku 荒川修作

Roy ASCOTT ロイ・アスコット
Jean BAUDRILLARD ジャン・ボードリヤール

Stephen BECK ステファン・ベック
Pierre BOULEZ ピエール・ブーレーズ

DILLER & SCOFIDIO ディラー&スコフィディオ
Scott FISHER スコット・フィッシャー

Joan FONTCUBERTA ジョアン・フォンクベルタ
William FORSYTHE ウィリアム・フォーサイス

FUJIHATA Masaki 藤幡正樹
William GIBSON ウィリアム・ギブスン

Peter GREENAWAY ピーター・グリーナウェイ
Stanislav GROF スタニスラフ・グロフ

Ingo GUNTHER インゴ・ギュンター

H to N

Gary HILL ゲイリー・ヒル
HOSOKAWA Toshio 細川俊夫

ISOZAKI Arata 磯崎新
ITO Toyo 伊東豊雄

IWAI Toshio 岩井俊雄
Derrick de KERCKHOVE デリック・ド・ケルクホヴ

Friedrich KITTLER フリードリッヒ・キットラー
Jaron LANIER ジャロン・ラニアー

Daniel LIBESKIND ダニエル・リベスキンド
Geert LOVINK ヘアート・ロヴィンク

Marvin MINSKY マーヴィン・ミンスキー
MURAKAMI Yoichiro 村上陽一郎

Jean NOUVEL ジャン・ヌーヴェル

O to U

Nam June PAIK ナムジュン・パイク
Ilya PRIGOGINE イリヤ・プリゴジン

Philippe QUEAU フィリップ・ケオ
Thomas SHANNON トーマス・シャノン

Jeffrey SHAW ジェフリー・ショー
TADA Tomio 多田富雄

V to Z

Woody VASULKA ウッディ・ヴァスルカ
Bill VIOLA ビル・ヴィオラ

Paul VIRILIO ポール・ヴィリリオ
Jeff WALL ジェフ・ウォール

Peter WEIBEL ピーター・ヴァイベル
YAMAGUCHI Katsuhiro 山口勝弘

YOHRO Takeshi 養老孟司
Slavoj ŽIŽEK スラヴォイ・ジジェク

A toG
A toG
A toG

Laurie ANDERSON ローリー・アンダーソン

パフォーマンス・アーティスト
ARAKAWA Shusaku	荒川修作

美術家
Laurie ANDERSON ローリー・アンダーソン

アーティストの用いるイメージの多くは耳や眼や鼻で感じたものや触覚からきている
ARAKAWA Shusaku	荒川修作

「建築的身体」の構築からまったく新しい論理が誕生してくる

oy ASCOTT ロイ・アスコット

アーティスト
Jean BAUDRILLARD ジャン・ボードリヤール

思想家・文芸評論家


鑑賞者はアーティストと同程度にアート作品の作者である


システムは見通しでもユートピアでも理想でもなく可逆的とは思いにくいひとつの展開を上手に作っている

Stephen BECK ステファン・ベック

映像芸術家
Jean BAUDRILLARD ジャン・ボードリヤール

作曲家,指揮者


20世紀は電子の世紀,21世紀は光子の世紀


直接的体験とテクノロジーの相乗効果が文化の水準を押し上げてゆく

DILLER & SCOFIDIO ディラー&スコフィディオ

建築家,アーティスト
Scott FISHER スコット・フィッシャー

VR技術開発研究者


リアルとヴァーチャルがどちらがどちらだかわからないようになると思うとわくわくする


直接的体験とテクノロジーの相乗効果が文化の水準を押し上げてゆく

Joan FONTCUBERTA ジョアン・フォンクベルタ

写真家
William FORSYTHE ウィリアム・フォーサイス

振り付け師


現実も真実ももはや存在しない,ただ視点や解釈だけが存在する


われわれは,クリエティヴではなくコミュニカティヴになろうとしている

FUJIHATA Masaki 藤幡正樹

メディア・アーティスト
William GIBSON ウィリアム・ギブスン

SF作家


身体の中に眠っている記憶を新しいメディアを使ってどうやって取り出すか


マシンがわれわれになるのではなくわれわれがマシンの一部になる

Peter GREENAWAY ピーター・グリーナウェイ

映画監督
Stanislav GROF スタニスラフ・グロフ

精神科医


映画は将来,肉体的な感覚をきちんと含み込むものとなるだろう


精神に関して学んだことすべてをヴァーチャル・リアリティに持ち込むこと,これが次のステップ

Ingo GUNTHER インゴ・ギュンター

メディア・アーティスト




テクノロジーに向かうアーティストのプロセスはパブリックに開かれつつあり,単なるすばらしいアート作品で終わらない


A toG
H to N
A toG

Gary HILL ゲイリー・ヒル

ビデオアーティスト,彫刻家
HOSOKAWA Toshio 細川俊夫

作曲家


テクノロジーが可能にすることの大半は速度に関わる


僕は作曲するうえで心に深く入る音楽を求めている

ISOZAKI Arata 磯崎新

建築家,都市デザイナー
ITO Toyo 伊東豊雄

建築家


大都市のなかで,古い考え方でつくられた建築がメルトダウンする


建築を通じて都市空間における自分の身の処し方を考えている

IWAI Toshio 岩井俊雄

映像作家
Derrick de KERCKHOVE デリック・ド・ケルクホヴ

コミュニケーション理論研究者


他のメディアでは絶対に成立 しない新しい要素をしてもらいたい


他者との接続の仕方を認めることによって「知」の働きは高まり,問題解決への道も開ける

Friedrich KITTLER フリードリッヒ・キットラー

メディア理論家
Jaron LANIER ジャロン・ラニアー

VR開発研究者


Xプラス1世代のコンピュータを思いつくのはX世代のコンピュータだけ.これは以前のわれわれの道具や機械が,独自の生命を持つためのステップ


このインターネットという実験をせめてあと数年,続けてみたらと言いたい

Daniel LIBESKIND ダニエル・リベスキンド

建築家
Geert LOVINK ヘアート・ロヴィンク

メディア・アクティビスト,批評家


欲望と解釈のあらゆるフォルムが消滅したときに,初めて建築と芸術の真の作用が機能し始める


「ネット・クリシティズムは政治的,経済的問題に矛先を向けるべき

Marvin MINSKY マーヴィン・ミンスキ

コンピューター科学者
MURAKAMI Yoichiro 村上陽一郎

国際基督教大学教授,科学史・哲学科学学科,東京大学教養学部教授,同先端科学技術センター長


科学と芸術,心の内部と外部,それぞれの世界を結びつける「コンピューター サイエンスと人工知能」


専門家は社会全体のなかで総合的に判断していくようなしくみや意識のあり方が21世紀には必然になっていくだろう

Jean NOUVER ジャン・ヌーヴェル

建築家



形態と空間というパラメーターは失速状態に陥りつつあり物質と光に向かっている


A toG
O to U
A toG

Nam June PAIK ナムジュン・パイク

メディア・アーティスト
Ilya PRIGOGINE イリヤ・プリゴジン

化学者,物理学者


30歳近くになって見渡したら,電子は音楽には大きい影響を与えたけれど,ヴィジュアルなものにはほとんど影響を与えていないことに気づいた


科学者は汚染された街に留まり,汚染を減ずる手助けをしなければならない

Philippe QUEAU フィリップ・ケオ

フランス国立視聴覚研究所未来学部門主任研究員,日仏シンボル協会会長
homas SHANNON トーマス・シャノン

アーティスト


デジタル・テクノロジーを利用して「世界の記憶」のネットワークを作りたい


新しい技術の開発によって,私たち自身が拡張しつづけているのだ

Jeffrey SHAW ジェフリー・ショー

メディア・アーティスト
TADA Tomio 多田富雄

免疫学者/東京理科大学生命科学研究所所長


コンピューターの時代にはアーティストが楽観的になるリソースがある


免疫学は,最初に問いかけた「自己とは何か」「非自己とは何か」という基本的なところに必ず帰ってくるはず

A toG
V to Z
A toG

Woody VASULKA ウッディ・ヴァスルカ

メディア・アーティスト
Bill VIOLA ビル・ヴィオラ

ビデオアーティスト


新しいアートの表現は,私たち自身がコンピュータという新しいメディアを用い定義し法則を探し,ナラティヴの方向性を示すことから生まれる


テクノロジーが消滅したときこそアートが生まれる

Paul VIRILIO ポール・ヴィリリオ

都市思想家/パリ建築大学学長
Jeff WALL ジェフ・ウォール

写真家


人間は世界を無にしてしまうような絶対速度を発明してしまった


芸術を作ることはある意味で技術と道具から決定づけられている

Peter WEIBEL ピーター・ヴァイベル

メディア・アーティスト
YAMAGUCHI Katsuhiro 山口勝弘

写真家美術家/神戸芸術工科大学教授,筑波大学名誉教授


グローバリゼーションは新しい管理形態であり,ひとつの中心から発せられる権力だ


連続しないことによって生まれる開放感が僕の刺激の要素となっている

YOHRO Takeshi 養老孟司

科学者(解剖学)
Slavoj ZIZEK スラヴォイ・ジジェク

哲学者/リュブリアナ大学社会学研究所哲学教授


これから新しく生まれてくる自分はどうなるかわからない,「知」とはそういうものだ


ヴァーチャル化という現象はつねに存在していた