インタヴュー・シリーズ

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免疫学者/東京理科大学生命科学研究所所長 インタヴューシリーズは,
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生物のなかに美の原型が見つかる---身体性が作り出す価値---現代の生物学上で最も大きな課題は「細胞がどのように死んでいくか」---自分で自分を作り上げる免疫システム---免疫学は,最初に問いかけた「自己とは何か」「非自己とは何か」という基本的なところに必ず帰ってくるはず---生物の複雑な情報処理の仕方が現実社会の情報処理に反映されるときがくる
profile
1934年,茨城県生まれ.千葉大学病理学教室に入り岡林篤教授に師事.やがて,免疫学の世界的権威,石坂公成教授と出会い,コロラド大学へ留学.'71年に「サプレッサー(抑制)T細胞」の発見をカナダで開かれた国際生化学会で発表,ノーベル賞級の業績と注目を浴びた.'74年,千葉大学医学部教授を経て,東京大学医学部教授.'90年「International Immunology」を発刊し編集長.'94年より同大学名誉教授.現在は東京理科大学生命科学研究所所長.イタリア文化を熱烈に愛し,毎年イタリアで休暇を過ごす.また能楽に造詣が深く,国立能楽堂で小鼓を打ったこともある.主な著書に「免疫の意味論」「生命の意味論」などがある.