ICC
アーティスト・デザイナー

エキソニモ・センボー
親がくれた最初で最大のプレゼント
投稿日時:Wed,27 Sep 2006 10:20:00

MaSS Dev.
あるとき、暗黒の世界で前に進めないで立ち往生している人がいました。そこに全盲の男性がやってき て、彼はその人に自分の杖を手渡しました。手渡された人は、目の前の床を杖で叩くと、たった数十センチ前方に空間が広がっただけなのに、広大な世界が生ま れたかのように感じました。 金融の世界では、ごく短い時間であれば未来を予測することが可能と言われています。ただそれは、本当に短い時間であり、人間が思慮深く未来について検討し ていくことなど難しいようなほんの少しだけの未来です。しかし、その短い時間でさえ先回りして、そこから得られる情報を元に、次にとるべき行動を決定して いくことが、連続して無限に続いているようにみえるのです。「コネクティング・ワールド」という言葉を聞いて、そんなことを考えました。芝尾さんはどう思 いますか?
投稿日時:Sat,23 Sep 2006 22:07:00

毛利悠子+三原聡一郎
気になる展示作品: 《ヴェクサシオン−c.i.p.》
難しい質問だー。コネクティング・ワールドといったら、重力ひとつとっても、つねに地球に引きつけら れて地に足が接触していることも含まれるのだろうが、ここではそれをなしにするとして、、、意識せずして私の思考が何かに「接触した」状態に気づくときっ て、結構あるきがします。例えば、一見落書きにしかみえない歩道にあったてきとうなドローイングが、実は雨が降ったときにちょうど水たまりができる場所の メモで、それに気づくのが2日後の舗装工事だったことがありました。タイミングが悪ければ、気づけなかったことで、それって「運命!」とかも入るのかも知 んないけど、「運命!」はアンテナ振り回してないと、出会えない気もする。 なんて思いますが?どうおもう?へっつあん!(毛利)
投稿日時:Sat,23 Sep 2006 11:04:00

タノタイガ
気になる展示作品: 《チャットDE似顔絵》
何か大げさなことではなくって、結局は隣にいる人と人とのつながり。インターネット時代の中で暮らす 僕らは、ワンクリックで遙か遠く地球の裏側の情報まで簡単にアクセスすることができる。けれど自分を取り巻く環境と相手の環境が違えば単なるお伽噺に終 わってしまう。そこで得た情報を最終的な端末である僕らがそれをどう扱い、どう処理していくかで生み出されるものは変わってくる。モニターに映し出される 文字や画像といった情報を安易に絶対的な事実として捉えすぎてはならないだろうし、反して単なるバーチャルなものとして捉えすぎてもならない。結局は個々 の人間というフィルターを通して社会や世界は創造されていくものであろうから、私たちの在り方や、人と人の関係性を決しておざなりにしてはならないのだと いうことも、世界がコネクトしていく時に平行して忘れてはいけないことだと思う。そうすれば上手く世界が連鎖していくような気がする。
投稿日時:Sat,23 Sep 2006 22:07:00

俵谷 哲典
気になる展示作品: 《ヴェクサシオン−c.i.p.》
だねだね、君に関しては髪の毛の先までアンテナ入ってるけど! 四年前のポートランド、おれはちょうどBURNSIDE BRIDGEという橋を歩いていて、なんだか初めての街にドキドキしていたのだ。 その時道路が渋滞していて、たまたま満員のバスの横を通り過ぎたのだよ。その時、一番後ろの席に座っていた女の子と目が合って、なんか一瞬目が合った、と いうよりマグマがお互いの体に流れてしまった。その日はふーん変な事もあるもんだなあと思ってたけど、なぜか次の日にその娘と再会。お互いその事を憶えて いて、二人で結婚するという話にまで。映画よりもドラマチックな事は人生にあるのだなー。 この一瞬一瞬で世界のいたるところでそれが同時多発に起こっていると思うと、わりと捨てたもんじゃないよね。
投稿日時:Sun,08 Oct 2006 15:54:00

高田彩/ビルドフルーガス
気になる展示作品: 《チャットDE似顔絵》
共存するための知恵の固まりみたいなもの。 いかに周囲と「楽しく」「心地よく」「賢く」生きれるかっ!? 簡単に言えば、人間社会に対しても、自然界に対しても、 思いやりを持って「仲良くなる」ことで、すべては次に繋がっていく!と思いますっ。
投稿日時:Sun,08 Oct 2006 16:37:45

山出淳也
既に世界はつながっていると言うのに、個々はそんな簡単でもないことは今後も変わっていかないだろう。 多分、それは意識と行動のバランスの問題であって、可視化させようとしなくても、それをそうと感じるか否か。 今、僕が仕事をしている温泉地には、たくさんの混浴温泉があって、そこには性別も格差も人種も宗教も文化も異なる人々が、裸で武器も持たず大地から湧き出たお湯のなかで共存している。 会話を交わさなくても、無理につながろうとしなくても、既に何らかの影響を与えている。 少なくとも僕は、これ以上に平和的な風景って見たことがない。
投稿日時:Mon,16 Oct 2006 00:57:38

mari inaba
気になる展示作品: 《OBJECT B》
1つの星
投稿日時:Tue,17 Oct 2006 14:29:55

ササキナルアキ
相手と直接的な連絡や接触をもつコンタクトとは異なり、コネクティングとは関係や繋がり、関係性をも つことでしょうか。結果よりプロセス、あるいは目的より手段を論じるべきかもしれません。 ネットでやりとりされて、グーグルの株がどれほど買われているかは数値で表されるでしょうが、でもそこには証券取引所の喧騒みたいなダイナミズムといった エネルギーを見ることはできません。それらは動的な振る舞いだから、やはり動的な表象でしか表せないのかもしれません。 そんなことも考えますが、「ネットのシステムに関係する社会エネルギー燃焼の膨大数値のゆらめく巨炎」を見るよりも、「いまだれかがGOOで検索している キーワードで羅列される詩が示す現在」の方が見ず知らずの小さな個人の営みと存在を教えてくれて、人間万歳って感じられます。虫の音を聴いてるようなもの ですね。  
投稿日時:Sun,22 Oct 2006 16:44:18

高橋士郎
カテゴリ: 地球環境
気になる展示作品: 《MaSS》
地球環境を救うためには、1)科学技術による地球改造、2)原始人間にもどる猿化、3)人間知力を仮想空間に開放する、3つしかない。学問、芸術、宗教、文学、コネクティング・ワールドなどのサイバースペースにホモサピエンスの狂気をガス抜きする必要がある。
投稿日時:Tue,14 Nov 2006 15:52:47

幸村真佐男
気になる展示作品: 《un_wiki》
一界無限 一世無結 一命無人 一代無法 一点無預 一夜無即 一戦無梵 一翼無欲 一刃無機 一風無土 世界は源初から「コネクティング・ワールド」
投稿日時:Tue,14 Nov 2006 22:22:42

安斎利洋
カテゴリ: 繋がる=切断する
全員が色盲の民族には色盲がない、ということをウィトゲンシュタインが言っています。アーティストが 誰もまだ見ていないヴィジョンを求めるなら、それは誰もが見ているヴィジョンを求めることと表裏をなしているはず。繋がりを断つことと繋がることは、分か つことができません。
投稿日時:Thu,16 Nov 2006 02:56:56

中村理恵子
気になる展示作品: 《cyclone.soc》
人生の再編、活性を即す世界。 ラインが一気にばらけてダイナミックな再編が起こり旬なネットが形成される。一気に人、情報、時勢の風がふく。 そして賞味期限があって数日で、それまでの地盤が廃れ枯れる。 自分も他人も飽きる、飽きられるという感覚をコンセンサスに爆発しつづける世界。
投稿日時:Tue,21 Nov 2006 07:07:54