ICC
50代

芹沢高志
気になる展示作品: 《事の次第》
そう言ってしまえばおしまいだけど、これしかないとまで言える世界の本質。少なくともぼくは、局所的 に生成と消滅を繰り返す関係の網の目こそが世界なんだと思っています。われわれはなんらかのかたちで、初源とも宇宙の果てとも連結している。でも、その 「なんらかのかたち」はわからないことだらけで、極端に言えば科学はそれをああだ、こうだと永遠に探し求めていくのではないだろうか?
投稿日時:Fri,13 Oct 2006 14:47:40

鶴田浩一郎
カテゴリ: 旧世界
気になる展示作品: 《Evolving Sonic Environment》
・ネットが普及してから後、新たな「つながり」の世界が見えてくるようになった。上下階層が見えなくなり、横に横にその「つながり」が拡大する。 ・旧世界と新世界のようだが、混在しているので、けっこう煩わしい。実は、このようなメールの連鎖をお願いされるのも煩わしいことの一つ。こういうことは極めて旧世界の心情で書くことになる。 ・50年生きていると、過去の友人と新たな友人が、数人を介し「つながって」いたりする確率が非常に高くなる。このようなリアルな感覚は、まだネットでは出会ったことがない。 ・感性が覚醒していくような関係性。それは求めた時だけ「リアル」な空間のなかに潜んでいる。
投稿日時:Sun,29 Oct 2006 02:00:04

安斎利洋
カテゴリ: 繋がる=切断する
全員が色盲の民族には色盲がない、ということをウィトゲンシュタインが言っています。アーティストが 誰もまだ見ていないヴィジョンを求めるなら、それは誰もが見ているヴィジョンを求めることと表裏をなしているはず。繋がりを断つことと繋がることは、分か つことができません。
投稿日時:Thu,16 Nov 2006 02:56:56