現在では,私たちは多くのものを,テクノロジーを通して見ています.SNSやメタヴァースにおけるアヴァターによる自己の変容は,もうひとりの〈じぶん〉としての自身のアイデンティティの拡張と捉えることができるでしょう.
そのようなテクノロジー環境の中で,私たちは自分自身をどのように見ているのでしょうか.テクノロジーをどのように使うのか,どのようにかかわるのか,また,私たちのものの見方の変化によっても,いままでとは異なる角度や精度から私たちを知るきっかけになるとも言えるでしょう.そこでは,〈じぶん〉がどのように捉え直されるのでしょうか.
まだ見ぬ自分へ出会うには,鏡で姿を映し出すことにはじまり,さまざまな方法があります.テクノロジーとデジタル・メディアの進化は,私たちをさまざまに拡張してきました.「ICC キッズ・プログラム 2023 こんにちは、もうひとりのじぶん」では,テクノロジーを通して見えてくる,さまざまな〈じぶん〉のあり方と出会ってみたいと思います.
インタラクティヴな作品や体験型,参加型の作品の展示,また,会期中にはアーティストやスタッフによるワークショップなどを実施して,楽しみながら理解を深めることができる環境を作ります.
開催期間:2023年8月1日(火)―8月20日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時—午後6時
入場無料(当日入場は事前予約者優先)
事前予約受付は,ご来場希望日の7日前午前11時より,各入場時間の終了までです.
予約方法詳細は,こちらよりご確認ください.
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休館日:8月6日(日),7日(月),14日(月)
※休館日以外においても,開館時間の変更および臨時休館の可能性がございます.
最新情報はICCウェブサイト(https://www.ntticc.or.jp/)などでお知らせします.
共同キュレーション:久納鏡子,畠中実
キュレトリアル・チーム:指吸保子,鹿島田知也
展示ディレクション:久納鏡子
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東日本電信電話株式会社)
後援:渋谷区,新宿区教育委員会,中野区教育委員会,文京区教育委員会
お問い合わせ:https://www.ntticc.or.jp/ja/about/visit/contact/inquiry/
久納鏡子
共同キュレーション,展示ディレクション
アーティスト,アルスエレクトロニカ・アンバサダー.
これまで,インタラクティヴ・アート分野における作品を手がける一方,公共空間,商業スペースやイヴェントなどでの空間演出や展示造形,大学や企業との共同技術開発など幅広く活動している.2017年からはアルス・エレクトロニカ・フューチャーラボの研究プロジェクトにも携わる.
作品はポンピドゥー・センター(フランス),SIGGRAPH(アメリカ),文化庁メディア芸術祭など国内外で発表.東京都写真美術館(日本)に所蔵.