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《電気屋(黒田)のためのプラクティス》 [2023] “Practice for an Electrician (Kuroda)”

黒田大スケ

《電気屋(黒田)のためのプラクティス》

作品解説

ディスプレイの中で二人の人物が話をしています.どうやら電気屋らしいかれらは動物のような姿すがたをしていますが,これらは実は作者の身体の一部にえがかれているのです.なぜ動物になったり,だれかになって話をしているのでしょうか?
動物の姿になることで,もしかするといつもより自由に話せるのかもしれません.あるいはだれかをえんじることで,もっとその人を理解りかいできるようになるかもしれません.もしだれかに変身へんしんできるとしたら,あなたはどんな姿になって,どんな話をしたいですか?


この作者は自分が興味を持っている出来事を調べ,その出来事に関係する人を自ら演じる映像作品を作っています.それらを見せる方法として,顔や体に動物の絵を描き,それらの動物がしゃべっているように見せることで,アヴァター(分身)化し,感情を表現しやすくしています.作者はもともと彫刻を学んでおり,ある時,作ることに疑問を持つようになったために,彫刻のことが分からなくなりました.それ以来,彫刻とは何かについて調べることを通じて,彫刻をもっと理解したいという思いから,実在した彫刻家を動物の姿で演じる映像を作るようになりました.作者にとって,誰かを演じることは深くその人について考えることでもあり,その人の気持ちを理解するひとつの方法なのです.

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