パソコンや椅子,ベッド,ライト,アイスクリームなど,アーティストの生活空間にあるさまざまなものから自分がどのように見えているのか,という考えから「ものから見た人間(アーティスト本人)」像を表現する装置を制作しています.
人間がパソコンに関わるとき,指でキーボードを操作します.このときパソコンからは,パソコンと直接関係する指だけが人間として認識され,指としてしか存在していないように見られていると考えられるのではないでしょうか.この作品では,ものたちが人間をものになぞらえて認識しようとしている,つまり「擬人化」ならぬ「擬物化」していることを想像し,人間と非人間との視点の交換を試みています.
《「☆¿※◉♯」が私を擬物化すると》 [2023] “What if “blah blah” mimics me?”
古山寧々
《「<ruby>☆¿※◉♯<rp>(</rp><rt>なんちゃらかんちゃら</rt><rp>)</rp></ruby>」が私を擬物化すると》