クワクボリョウタ KUWAKUBO Ryota
クワクボリョウタ
プロフィール
1971年生まれ.筑波大学大学院修士課程デザイン研究科総合造形/国際情報科学アカデミー卒.1998年に明和電機との共作《Bitman》を制作し,エレクトロニクスを使用した作品制作活動を開始.作品はガジェットの体裁をとって,デジタルとアナログ,人間と機械,情報の送り手と受け手など,さまざまな境界線上で生じる現象をクローズアップする.純粋に体験を提供するための装置ではなく,道具として体験者を関係づけようとする指向性は「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した.2002年《PLX》でアルス・エレクトロニカ・インタラクティヴ・アート部門に入選.2003年《digitalgadgets#6,8,9》で第7回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞を受賞.2004年《loopScape》でナムジュン・パイク・アウォードにノミネート.2005年,《R/V》を山口情報芸術センター(YCAM)で,《extra!》をFACT(リヴァプール)で制作.近作に《シ'|フ'|ン》,《ニコダマ》(2009)がある.2010年に発表した《10番目の感傷(点・線・面)》は,第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞.2010年,文化庁平成22年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(メディア芸術)受賞.
[2012]