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OpenSky 2.0 スタッフ日記では, 展覧会の準備の様子やイヴェン トなどのレポートをしていきます.

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12月8日 《メーヴェ 1/2》《M-01 1/5模型》組み立て完了!

2006年12月09日 15:43 | 伊村
《メーヴェ 1/2》は、全幅445cm・全長66cm・高さ93cm・重量約20kgの機体です。そのため、通常は胴体と翼の部分に分割された状態で保存されており、展示の際に組み立てられます。本展示では搬入後に会場で組み立てを行ないます。
組み立ては八谷さんの指示のもと、慎重に進められました。まず、胴体部分に翼を接合します。舵取りに必要な補助翼の部分に無理な力がかからないよう、二人がかりで翼を支えながらの作業です(写真4)。最後に翼の先端にウイングレットを取り付けます(写真5)。組み立てにかかった時間は約20分。
《メーヴェ 1/2》は小型のジェットエンジンを内蔵しており、実際に利根川河川敷と阿蘇でテストフライトを行なった模様はシアタールームでご覧いただけます。

《M-01 1/5模型》は、設計の検証を行なうためにつくられた模型です。模型を手にした八谷さんから、飛ばし方について説明をうけます(写真6)。初めに手で空中へ飛ばし、勢いをつけてからコントローラで操作したそうです。《メーヴェ 1/2》は基本的にラジオ・コントロールの原理に基づいて設計されていますが、《M-01 1/5模型》では実際に人が乗って飛ぶことを考慮した設計や組み立て方法を確認しました。実験結果をもとに軽量かつ強度に優れた機体をめざして改良が重ねられました。その最新型が今回初公開となる《M-02J》です。写真7では、組み立ての段階で、クロスナイフと呼ばれる方法で翼を固定することを想定した初期の案を垣間見ることができました。

写真8手前が《M-01 1/5模型》、後ろが《メーヴェ 1/2》のツーショット。両機の違いは補助翼の設計にも見られます。実機では乗る人の重心移動で進行方向を変えるため、《M-01 1/5模型》の補助翼は1枚になっています。《メーヴェ 1/2》の翼はどうなっているでしょうか?ぜひ確認してみてください。実際の展示では《M-01 1/5模型》は天井から吊るされます。
1.梱包を解く
2.胴体の翼接続部分
3.組み立て中
4.翼を接合
5.ウイングレット(補助翼)
6.1/5模型と八谷さん
7.翼の固定方法
8.ツーショット
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