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2005年1月21日(金)─3月21日(月・祝)ギャラリーA,B,5Fロビー,エントランス・ロビー
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展示作品 |
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《ジャグラー》
"Juggler"
1997
グレゴリー・バーサミアン
*ICCコレクション/ ICC Collection
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ICCから制作委嘱されたこの作品は,放り投げられた受話器が,哺乳瓶,ミルク,さいころ,骨に変化し,最後にパラシュートで落ちてくるまでを,曲芸師(ジャグラー)がひたすら反復し続けるものです.投げられた物体やジャグラーは円筒形のフレームに接続され回転していますが,ストロボ・ライトが点滅するために物体に動きが生じているようにみえます.そうすると,アニメーションと同様に時間が空間と重なり合い,実在しない光景を目にすることができるのです.
これは,バーサミアンにとって重要なテーマである,人間と機械の間にある希望と葛藤を表現した作品です.彼は,これまでも19世紀の光学装置を原理的に採用し,立体的な彫刻を回転させ,機械による反復と残像効果によって論理性や確実性から逃れた夢のようなイメージをつくっています. |
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