ICC





はじめに
入場料
展示作品




《Kinetic Typography》
《テーブルの上の音楽》
《L.A. Journal》
《境界線》
《BeWare02: Satellite》
《視聴覚化された「間」》
《存在,皮膜,分断された身体》
参加作家
関連イヴェント




シンポジウム
「タンジブル・ビット:人とビットとアトムの間の境界をデザインする」

シンポジウム
「ウェアラブルコンピュータ」

シンポジウム
「アートとテクノロジーの境界線」

コンサート
シンポジウム
「複合現実感〜現実と仮想の融合から生まれる新しいメディア環境」

ギャラリーツアー(草原 真知子 )
シンポジウム「センソリウム」
ギャラリーツアー(中谷 日出)
シンポジウム(石崎 豪)
ギャラリーツアー(坂根 厳夫)
シンポジウム(岩井俊雄 )
ギャラリーツアー(佐々木 正人)
 
1999年6月22日(火) 〜 7月18日(日) [終了しました.] ギャラリーD





展示作品


《 BeWare02: Satellite》
"BeWare02: Satellite"
センソリウム(東泉 一郎西村 佳哲














BeWare02: Satelliteコンセプト

"BeWare02: satellite"は,NOAAの極軌道衛星が地表800kmの上空から捉えている今現在の地球の様子を,幅9cm・長さ160cmのプレート上に表現する,生きたオブジェである.気象衛星からの地球一周分の最新データを,インターネット越しに入手し,実際に衛星が飛んでいる速度に合わせて,地表の画像を投影すると同時に,赤外線画像から生成した温度データをプレート下面のペルチエ素子に与えることによって,手のひらを通じて世界の温度が感じられる.

WWWやインターネットのインターフェイスが,ウェブブラウザーや現在のコンピュータ端末に限定される必要はない."BeWare02: satellite"は触感を通じて,生きている世界への想像力を喚起し,同時にインターネットで可能な表現のイメージを拡げようという,センソリウムの試みなのである.

1996年に世界規模で開催されたインターネットワールドエキスポの,日本ゾーン・テーマパビリオンとして,96年1月1日からWWW上で公開を開始.会期が終了した97年以降は,大学等の研究機関を中心としたWIDEプロジェクトのサポートを受けながら,ボランタリーに制作・運営をつづけている."生きた世界を感じる回路として,インターネットの可能性を拡げてみること"を目標としているが,主眼は"感じる"という部分にあり,人や場所をより生き生きとさせる世界経験をつくり出すことがテーマであるので,時にはインターネットに限定されないプロジェクトも手がけている.

メンバーは東京に在住する,文化人類学者,グラフィックデザイナー,プログラマー,ネットワークアーチスト,音楽家,ジャーナリスト,大学講師,地球物理学者など,様々な仕事を持つ十数名からなり,各プロジェクトごとに数名程度の小さなチームを組んで制作している.

1996.1 公開開始(IWE'96にて)
1997.1 インディペンデントなプロジェクトとして再スタート
1997.9 アルスエレクトロニカ Prix'97 の .net 部門で,グランプリ受賞
1998.7 シーグラフ'98のアートギャラリー/TOUCH WAREに"BeWare02: satellite"で参加
1998.7 INET'98で論文発表
1998.8〜10 モントリオールのビエンナーレ'98に"BeWare02: satellite"で参加

*その他,国内外のメディアアート関連イヴェントなどに参加している