ICC





はじめに
入場料
展示作品
参加作家
関連イヴェント




シンポジウム
「タンジブル・ビット:人とビットとアトムの間の境界をデザインする」

シンポジウム
「ウェアラブルコンピュータ」

シンポジウム
「アートとテクノロジーの境界線」

コンサート
シンポジウム
「複合現実感〜現実と仮想の融合から生まれる新しいメディア環境」
ギャラリーツアー(草原 真知子 )
シンポジウム「センソリウム」
ギャラリーツアー(中谷 日出)
シンポジウム(石崎 豪)
ギャラリーツアー(坂根 厳夫)
シンポジウム(岩井俊雄 )
ギャラリーツアー(佐々木 正人)
 
1999年6月22日(火) 〜 7月18日(日) [終了しました.] ギャラリーD





関連イヴェント


シンポジウム「複合現実感〜現実と仮想の融合から生まれる新しいメディア環境」

日時: 1999年6月26日(土)15:00〜 [終了しました.]
会場: ギャラリーD

株式会社エム・アール・システム研究所,服部 桂

複合現実感(Mixed Reality)とは,現実世界と仮想世界を継ぎ目なく融合する先端技術である.物理空間(physical space)と電脳空間(cyberspace)の結合から生まれるメディア環境と言い換えることもできる.

複合現実感には,現実世界の生データで仮想世界を増強するAugmented Virtualityと,現実世界をベースにして,その上に電子的な仮想データを重ね合わせるAugmented Realityが含まれる.いずれにせよ,コンピュータ内に構築された人工的な仮想空間のみを扱うこれまでのバーチャルリアリティの限界を打破し,新しい用途を切り拓くものと言えるだろう.

複合現実感における「現実と仮想の融合」は,映像製作における「実写とCGの合成」とは同じではない.複合現実環境は,利用者(体験者)の意志にリアルタイムかつインタラクティブに応答してくれるメディアなのである.

複合現実感の応用は,医療,建築・都市計画,教育・訓練,地理案内等々幅広く,話題のウェアラブルコンピュータとの関連も深い.アートやエンターテインメントにも大きな影響を与えるものと期待されている.