ダブルネガティヴス アーキテクチャー
「コーポラ 凝固・凝結」
三原聡一郎+斉田一樹
《moids 2.2.1——創発する音響構造》
展示期間:2012年10月23日—2013年3月3日
ジョン・ウッド&ポール・ハリソン
《扇風機/紙/扇風機》ほか
マーシャル・マクルーハンは,中枢神経を外在化した最初のテクノロジーとして「電信(Telegraph)」を挙げています.また,現在のようなコンピュータ・ネットワークでつなげられ,電子メディアによる同時多発的な情報伝達(コミュニケーション)を可能にした世界の状態を「グローバル・ヴィレッジ(地球村)」と名づけました.
以来,さまざまなメディアやコミュニケーション・テクノロジーの変遷は,わたしたちの意識に大きな影響をおよぼしています.そうした変化はわたしたちの生活のみならず,芸術文化にも影響を与え,とりわけメディア・アートは,さらにそこから,わたしたちがテクノロジーを再認識するための装置として機能しているともいえます.
「エマージェンシーズ!」は,今後期待される新進アーティストやクリエイターの最新の作品やプロジェクトなどを紹介するコーナーです.
019 濱哲史
「Casi Rien(ほとんど何もない)」
展示期間:2012年12月18日—2013年3月3日
ICCの映像アーカイヴ「HIVE」では,ICCの所蔵するヴィデオ・アート作品,アーティスト,科学者,批評家などのインタヴュー映像,1997年の開館以後開催されてきたICCの数多くの活動の映像記録をデジタル化し,コンピュータ端末から視聴することができます.また,上記のコンテンツのうち一部はHIVEのウェブサイト(http://hive.ntticc.or.jp/)からも視聴可能です.ウェブ版の映像には原則としてクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与され,非営利目的での創造的利用を可能にすることで,文化資源としてのICCの活動記録をよりオープンなかたちで社会に開示することをめざしています.