ICC





はじめに
入場料
展示作品




《無題》
《叫び》
《孤児》
《ベッド(わな)》
《ツー・ステップ》
《ノー・ネヴァー・アローン》
《ケーキ・ウォーク》
《40歳》
《マザー・メイ・アイ》
《プッティ》
《すくいとる指(いつも濡れて)》
《カプロファジア》
《扇風機:自画像》
《フォーン・ピット》
《ナルシジフォス》
[参考作品:ICC常設作品]
《ジャグラー》

参加作家
関連イヴェント




ギャラリー・トーク
講演会
講演会
カタログ
 
2000年7月28日(金)〜 9月10日(日) [終了しました.] ギャラリーA,D





展示作品


《ケーキ・ウォーク》
"Cake Walk"
1997年



ウレタン気泡ゴム,木材,紙,アクリル絵具,鋼鉄,モーター,ストロボ・ライト
114×66(直径)cm


一切れ取り除かれたケーキの中心から人物が生まれてきます.その人間は成長しながら,観客の方へ向かってきます.ケーキの中では,本のページが自動的にパラパラめくられています.その人物は,結局,めくられるページから飛び出してくるトラックにひかれてしまいます.ケーキの内部で回転しているページには,「多くの者はあまりにおそく死に,少数の者は,あまりに早く死ぬ 」という死に関連したニーチェの哲学書,『ツアラトゥストラはこう言った』からの引用で覆われています.バースデイ・ケーキは,一般 的には,お祝いと時の通過のシンボルです.しかし,この作品で,バーサミアンは,自分自身によって自らの運命と死の時を選ばねばならないという高潔な生への態度を表明しているのかもしれません.