チャンネルICC
6月24日(土)よりはじまる「ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち」展に向けて,ICCの展示会場では出品作家による展示作品の実験や,設営作業が行なわれています.今回は,2組の作家による展示準備の様子をお伝えしていきます.
リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICCは,昨年度に引き続き「触覚でつなぐウェルビーイング」と題し,人々のウェルビーイングを考えるきっかけとなる展示を展開します.作品のうちいくつかはアップデートがなされ,展示の配置も変わります.
メンバーのお一人の駒﨑掲さんが,《バイブロスケープ》の機材の確認やアップデート作業を行ないました.新たに撮影されたシーンが追加され,振動台も増える予定です.
駒﨑掲さん(写真左)
「触覚でつなぐウェルビーイング」は,無料展示エリアでご覧いただけます.
無響室では,evalaさんの《大きな耳をもったキツネ》と《Our Muse》を再展示します.
過去の展示で体験され,記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか.この作品は無響室の音が反響しづらいという特性を活かし制作された,立体音響によるサウンド・インスタレーションです.近頃はVRなどの映像技術や音響ツールの発達にともない,立体音響を体験できる場面も増えてきていますが,この作品が発表された2013年当時は現在ほどにはまだ広まっておらず,日常とは異なる聴覚体験をされた方からはさまざまな感想が寄せられました.
今年は最初の発表から10周年ということで,あらためて作品を体験していただける機会となります.
無響室内には2013年度の展示を再現するように椅子や機材が設置され,作家によって細かな調整がされています.
アコースティックフィールドの久保二朗さん
evalaさん
無響室の作品は,お一人様ずつのご案内となります.事前予約のうえご来館されることをおすすめします.
ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち
会期:2023年6月24日(土)—2024年1月14日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーB ,ハイパーICC(https://hyper.ntticc.or.jp/)
開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌日),保守点検日(8/6),年末年始(12/28–1/4)
入場料:一般 500円(400円),大学生 400円(300円)/高校生以下無料
ICC年間パスポート:1,000円
ご入場は事前予約をされた方を優先させていただきます.
事前予約受付は,ご来場希望日の7日前午前11時より,各入場時間の終了までです.ICC受付では当日券を販売します.
予約方法詳細は,こちらよりご確認ください.(外部のウェブサイトに移動します)
[K.N.]