チャンネルICC
「ICC アニュアル 2022 生命的なものたち」の展示設営レポート第二弾として,今回も参加作家による展示準備の様子をお伝えしていきます.
(第一弾はこちら.)
今年度,無響室ではALTERNATIVE MACHINEによる新作が展示されます.無響室ではこれまで空間の性質を生かした音響作品が数多く展示されてきましたが,今回は音響に加えてVRを用いた作品が展示されます.
今作はALTERNATIVE MACHINEの土井樹さんを中心として作品制作が行なわれており,この日は池上高志さんもご来館されて無響室内で実際に音を出しながら音響の設計について話し合われていました.VRも含め現場での制作作業が続いています.
エレナ・ノックスさんは今回,展示空間を作家自身とAIキャラクターが住まう架空の部屋として設定したインスタレーション作品を展示します.その演出としての映像プロジェクションや畳風の床などが設置されており,アーティストならではの,メディア・テクノロジーの捉え方を体感することができる作品になりそうです.
新進アーティスト紹介コーナー「エマージェンシーズ!」は,「オープン・スペース」展から継続して今年度も開催されます.
42組目のアーティストとなった今回は,伊敷勇琉さんによる映像インスタレーションが展示されます.現場では音の作り込みや照明効果の確認が行なわれており,使用する映像内のシーンと展示空間が地続きに感じられるような演出として,展示室内には複数の照明器具が設置されています.
海外から参加するラービッツシスターズとセマーン・ペトラの2組の作家とは,遠隔で展示プランを練ってきました.展示作品が無事到着し,会場では什器の制作も進み,作品のインストールが着々と行なわれています.
「ICC アニュアル 2022 生命的なものたち」はいよいよ今週末,6月25日(土)オープンです.
展覧会へのご来場は,ご来場予定日の7日前11:00より,当日10:00までご予約可能です.ICC受付では,定員に余裕のある時間帯の当日券を販売します.
予約方法詳細はこちらよりご確認ください.(株式会社イーティックスデータファームが運営するオンラインチケットサイト)
皆様のご来場をお待ちしております!
ICC アニュアル 2022 生命的なものたち
会期:2022年6月25日(土)—2023年1月15日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーB ,ハイパーICC(https://hyper.ntticc.or.jp/)
開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日もしくは振替休日の場合翌日), 保守点検日(8/7),年末年始(12/26-1/4)
入場料:一般 500円(400円),大学生 400円(300円)/高校生以下無料
(事前予約制・当日入場は事前予約者優先)
*( )内は15名様以上の団体料金
* 障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下,ICC年間パスポートをお持ちの方は無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](東日本電信電話株式会社)
[M.A]