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イヴェント・レポート

《「わたしたちのウェルビーイング」未来の日記》ワークショップ レポート

2021年9月 2日 19:30

《「わたしたちのウェルビーイング」未来の日記》の展示エリアにて,来場されたみなさんに「自分の身近にあるウェルビーイング」について考えていただくワークショップを開催しました.


コロナ禍により新たな日常生活を送る中で,一人ひとりが幸せと感じる状態(ウェルビーイング)を高めることの大切さを実感している方も多いのではないでしょうか?《「わたしたちのウェルビーイング」未来の日記》では,ウェルビーイングについて考えるきっかけを提示します.

ワークショップ開催日以外でもこの作品を体験することができますが,ファシリテーターがいることでよりじっくりと考えを深めていくことができます.今回はICCスタッフがファシリテーターをつとめました.

ワークショップは,①「わたしたちのウェルビーイング」カード27枚の中から3枚を引き,②その内容に合うウェルビーイングを感じることを考え,③カードに書く,という流れですすみます.

まずは,「ウェルビーイングってどういうことだろう?」と考えてみます.自分が心地よく過ごせている状態,幸せだなと感じているときなど,それぞれ頭に思い浮かべてから,次にウェルビーイングカードを3枚引きます.


カードには人との関係性から「I(わたし)」「WE(わたしたち)」「SOCIETY(みんな)」「UNIVERSE(あらゆるもの)」の4つの視点で分類されたキーワードが書かれています.その言葉を糸口として自分の身の回りに目を向け,ちょっとした良いことを探してウェルビーイングな瞬間を見つけていきます.まずは思いつきやすそうなものから考えていきます.

これまでの体験から話をしてくれたお子さんは,嬉しそうだったり満足げな表情を見せてくれたりしました.

ちょっと先の未来にこうなるといいなという想像をしてくれたお子さんは,自分の好きなことをイメージしながら,それがもっと好きになれるようなことを考えてくれたようでした.

考えたそれぞれのウェルビーイングは,白いブランクカードに言葉や絵で表現してもらいました.その中からいくつかをご紹介します.

・達成→「今日予定していたスケジュール通りに進んでいる」

・時間を超えたつながり→「おばあちゃんのお手玉で子供が遊んでいる」

・承認→「仕事を任されることがある」
・緊張からの解放→「親しい友人や家族と好きなこと楽しめることを思いきりする」

・自然とのつながり→「自然があるところに,人間の住むところを作って,もっと自然を大切にする」

・多様性→「国や外見に捉われない人間関係」


未就学のお子さんから大人の方まで,多くの方にご参加いただきましたが,会場でみなさんとお話ししていると,ウェルビーイングについて考えていること自体がウェルビーイングな瞬間だと感じました.「たしかに~!」と共感しあう場面があったり,「うちの子がこんなことを考えているなんて驚きました」と親子でお互いの意外な一面を見つける機会にもなったりしたようです.
3枚のカードは持ち帰り,ICCから帰宅するまでの時間や夏休み期間中の生活の中で続きを考えてもらいます.

ICC キッズ・プログラム 2021「チューンナップ じぶんをととのえる」の会期中は,ICC館内でウェルビーイングを感じられそうな場所にもカードを設置していました.気づいた方もいらっしゃるでしょうか.

みなさんもぜひ,自分の身の回りにあるちょっといいことを見つけてみてください.

「わたしたちのウェルビーイングカード」は,オンライン展示のアーカイヴでもご体験いただけます.

ウェルビーイングをみつけたら,ハッシュタグ「#わたしたちのウェルビーイング」をつけてSNSに投稿してくださいね.



[K.N]