無響室のための立体音響作品シリーズ.
《大きな耳をもったキツネ》は,evalaの故郷である,京都府北部の京丹後でのフィールド・レコーディング音源をもとに,録音場所の空間の残響と反射を擬似的に作り出し,そこに音響的変化を伴う音の運動を構成して作曲しています.2013年から14年にかけて4作品が制作されました.2017年には新たに《Our Muse》を制作.沖縄の御嶽(うたき)という特殊な反響をもった非日常空間でレコーディングした音源をもとに,まるで時空が変容するような高次元的音体験を構築しています.
曲目
1. Otocyon Megalotis #1 “Reflection”
京丹後の自然にフォーカスしたフィールド録音により構成
All Sound Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2013
7′47″
2. Otocyon Megalotis #2 “Chafe”
摩擦の物理現象に フォーカスしたマクロ録音により構成
All Sound Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2014
5′55″
3. Kugiuchi & Water Bottle
鈴木昭男の自作楽器(流木と釘)による演奏をevalaが録音/構成
Performance by SUZUKI Akio, 2013
Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2013
7′05″
4. Glass Harmonica
鈴木昭男の自作楽器(グラスハーモニカ)による演奏をevalaが録音/構成
Performance by SUZUKI Akio, 2013
Composition, Recording, 3D Sound Programming by evala, 2014
6′10″