人間は,自分の顔と他人の顔をどのように識別しているのでしょうか.本展示では,撮影された顔写真を元に眉・目・鼻・口の位置やサイズ,顔輪郭の形状を変化させた9枚と,オリジナルの1枚が提示されます.自分の記憶と照らし合わせながら,10枚の顔写真から「本物」の1枚を探しだす過程を通して,顔の認知や記憶の仕組みについて考えるきっかけを提示します.記憶の中の自分の顔はどのくらい正確でしょうか?
企画:渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所,NTTサービスエボリューション研究所)
技術協力:吉田成朗(東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室*),川瀬佑司(東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室*)
体験デザイン協力:日本基礎心理学会「心の実験パッケージ」開発研究委員会
システム開発協力:川鍋徹(アートアンドプログラム株式会社)
* 所属は制作当時のものです.