ローリー・アンダーソン Laurie ANDERSON
ローリー・アンダーソン
プロフィール
1947年 | イリノイ州 シカゴ生まれ 7歳よりヴァイオリンのレッスンを始め,1961年にシカゴ・ユース・オーケストラの一員になる |
---|---|
1969年 | バーナード大学美術史学科卒業 |
1970年 | バーナード大学で初個展 コロンビア大学大学院で彫刻を専攻 |
1972年 | コロンビア大学大学院修士課程修了 |
70年代初頭,ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートに影響を受けた彫刻作品などを制作.「アートフォーラム」など,美術雑誌に美術批評を書く.72年,自動車のクラクションを演奏に用いた最初のパフォーマンス作品《カー・ホーン・コンサート(オートモーティヴ)》を発表する.
70年代後半以降,映画の制作,および映像やセンサー,改造したヴァイオリンなどを使用したさまざまなパフォーマンスを行なう.
81年《オー・スーパーマン》をニューヨークのレーベル,110(ワン・テン)から1000枚限定で発売.翌年,英国のDJジョン・ピールが放送した同曲がイギリスでヒットを記録する.以降,ポピュラー音楽の領域でも,世界的にその名を知られるようになる. 83年,80年から部分的に上演されてきた四部からなるパフォーマンス《ユナイテッド・ステイツ》が完成し,ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで2夜,8時間をかけて上演された.
80年代半ばから後半は,《ミスター・ハートブレイク》(1984)や《エンプティ・プレイセズ》(1990)といった大規模なパフォーマンスを手がける.ピーター・ゲイブリエル,ブライアン・イーノ,ヴィム・ヴェンダースをはじめ大勢のミュージシャン,映画作家,振付家とのコラボレーションも行なう.コンサート・フィルム《ホーム・オブ・ザ・ブレイヴ》を制作. 90年代初めには,暴力や対立,検閲といった問題を見つめる《ナーヴ・バイブルの物語》を発表.以降97年に《スピード・オブ・ダークネス》,99年にメルヴィルの小説をもとにした大規模なオペラ《白鯨の歌と物語》など. 2000年以降は,CD《ライフ・オン・ア・ストリング》を発表し,アメリカやヨーロッパのツアーを行なう.2002年には,2001年の9月11日の直後にニューヨークで行なったコンサートを収めた2枚組CD《ライヴ・イン・ニューヨーク》を発表.パフォーマンス《ハピネス》の初演.
2004年,2年間のNASA(米航空宇宙局)のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの結果として制作された《月の終焉》を上演.
2005年,愛知で開催された「愛・地球博」に参加し,日本庭園におけるインスタレーション《WALK》や映像作品《山の中に隠されている》の上映,パフォーマンス《10枚のポストカード》の上演を行なった.
ディスコグラフィ
2002年 | “Laurie Anderson Live in New York,” Nonesuch Records |
---|---|
2001年 | “Life on a String,” Nonesuch Records |
2000年 | “Talk Normal: The Laurie Anderson Anthology,” Rhino Records |
1995年 | “The Ugly One with the Jewels,” Warner Brothers |
1994年 | “Bright Red,” Warner Brothers |
1989年 | “Strange Angels,” Warner Brothers |
1984年 | “Mister Heartbreak,” Warner Brothers “Home of the Brave,” Warner Brothers “United States Live,” 4-CD box, Warner Brothers |
1982年 | “Big Science,” Warner Brothers |
1981年 | “O Superman,” 110 Records, New York |
[2005]