
|

|

|

|
|
|

|
1999年1月19-23日・2月7-12日・2月18,20,21日 [終了しました.] 4階ロビー,カフェ,ギャラリーD
|

|

|

|
第三週「コンピュータ・ミュージッ ク・コンサート&パーティ
ー」 |

|
第三回「コンサート&パーティー」
Interactive CD-ROM プロジェクト "スコアは燃えている"(active score music)
日時:1999年2月21日 (日)19:00 〜 21:00 [終了しました.]
会場:4階ロビー,カフェ,ギャラリーD
藤幡正樹
古川 聖
出演者:後藤英 千野秀一 三輪眞弘 古川聖 藤幡正樹 モーリー・ロバートソン 他
Interactive CD-ROM プロジェクト
"スコアは燃えている"(active score music)
藤幡正樹,古川 聖
"スコアは燃えている" CD-ROM プロジェクト このCD-ROM プロジェクトが目指しているのは,今どこの
家にもあるコンピュータのために作品を作ることです.音 源もソフトウェアを使い,コンピュータ以外,何もハード ウェアは使われず,直接,作品と作品のシステム全体が開
かれた形でそこの置かれます.作品は不特定の人を対象に し,開かれたものですが,我々はある一定の枠の中ではっ きりとした内容,結果を意図しています.しかし,この事
は使う人により内容の多様なバリエーションがあるうるこ とを妨げません.むしろここでは我々の意図と使う人との 出会いが面白い結果を生み出すかも知れません.
active score music
スコア・楽器:
楽譜とは記号を通した音の交換システムであり,本来は演 奏を記録したものですが,現在では記号を使った音楽思考 の道具であり表現の形式ともなっています.ここで我々は
この楽譜の交換システムを音だけでなく,視覚的要素,色 や形,動き,グラフィックシンボルなどを通し,表現性に おいて拡張する(グラフィックノーテーション)と同時に
楽器的な方向へと発展させ "active score music"と名付 けました.つまりシンボルの操作・楽譜の操作がピアノの
鍵盤の打鍵などのような,演奏・表現行為と同値であるよ うなInteractive Systemを考えています.ここではスコ アが作品の要素・構造を示すと同時に演奏される楽器
=Interactive Systemでもあるわけです.
知覚:
音とともに,コンピュータ画面上のオブジェクトやその動 き,いわば楽譜を目のあたりにすることによって,我々の 聴覚体験は大幅に変容します.音楽の聴取は和声やリズム
などのコンテクストにそって,過去の記憶された音と今現 在の音,そして予測されうる次の音を頭の中で直感的に組 み合わせ比較し,形象化(空間化)することですが,視覚
的要素が加わり,音楽とは直接関係のないコンテクストが 音楽のコンテクストと並行することのより視覚と聴覚が融 合した新しい領域が知覚されることになります.
レベルの交錯:
ここでは音だけでなく色,形,動き,言葉などがお互いに シンボルとなり,お互いをレベルの交錯のうちに自己言及 的に指し示しあうことにより,もう一つ上のレベル=不思議
の輪(D. Hofstaedter)が生じています.この作品はこの レベルの交錯を様々なかたちで用いています.
|
|