おもに《ebb tide》のための音素材の録音に使用されたマイクの製作者でもある,音楽探求家の宇都宮泰氏をゲストに迎えて,アーティスト・トークを開催します.
出演:evala,宇都宮泰,畠中実(ICC)
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2025年3月1日(土)午後6時より
音楽家,サウンド・アーティスト.
新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰.立体音響システムを駆使し,独自の“空間的作曲”によって先鋭的な作品を国内外で発表.
2020年,完全な暗闇の中で体験する音だけの映画,インヴィジブル・シネマ『Sea, See, She – まだ見ぬ君へ』を世界初上映し,第24回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞.2021年,空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base ‒ HPL ver』がアルス・エレクトロニカ 2021 デジタル・アート&サウンド・アート部門にてオノラリー・メンションを受賞.
近作に,世界遺産・薬師寺を舞台にした《Alaya Crossing》(2022),《Inter-Scape 22》(東京都庭園美術館,2022),《Haze》(十和田市現代美術館,2020),ソニーの波面合成技術を用いた576ch音響インスタレーション《Acoustic Vessel “Odyssey”》(SXSW,オースティン,2018),無響室でのインスタレーション《Our Muse》(国立アジア文化殿堂 [ACC],光州,2018),《大きな耳をもったキツネ》(ICC,2013, 2014, 2023/Sonar+D,バルセロナ,2017)など.
また,公共空間,舞台,映画などにおいて,先端テクノロジーを用いた独創的なサウンド・プロデュースを手がけている.大阪芸術大学音楽学科・客員教授.
音楽探求家.
70年代の後半から音楽活動.大学では諸井誠,塩谷宏に師事し,当初はシンセサイザーや古典電子音楽系のコンクール向け作品や劇伴を作曲・演奏・制作.その後制作分野に転向し,インディペンデントではAFTER DINNER,少年ナイフ,JON(犬),紅花林,テニスコーツなどのアルバム制作を,近年では即興分野としてUtsunomia MIXシリーズを手がける.
独自の作編曲だけでなく,録音技術や関わる機器の開発,音楽と録音制作技術の融合,セオリーそのものの開拓を生業としている.
研究者ではないが,「JON & Utsunomia」や「TOKUSA NO KANDAKARA(講演公開版 https://www.youtube.com/watch?v=2vI1qO-NWgI )」は独自の音楽論の提示として作成されたもの.
自らの作品制作のみならず,若手の育成にも注力.
音楽には未解明で謎な部分がたくさんあるが,それを解き明かしていくことが目標で,最終音楽を目指す.2024年から自身の演奏活動も再開.