会期短縮のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から,2月29日(土),3月1日(日)は臨時休館いたします.お客様ならびに関係者の健康と安全を考慮した結果,このような決定となりました.
何卒,ご理解を賜りますようお願い申し上げます.
「開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造」展の上映プログラムとして,「Animistic Apparatus(精霊信仰装置)——Cosmos」を開催いたします.
本上映プログラムは,メー/アーダードン・インカワニットが起ち上げた研究およびキュレーションのプロジェクト「アニミスティック・アパラタス(精霊信仰装置)」に関連してキュレーションされている.アニミスティック・アパラタスでは,我々の文化および思想体系(宇宙)のあいだで起こる混乱と交流,そして時間や空間に対するより深い洞察を表現するメディアとして「アニミズム的映画メディア」というコンセプトを提示する.アジア出身の作家たちが手がけた近作から選ばれた映像作品はそれぞれ,国,場所,霊,テクノロジー,そして人々とのあいだに結ばれる関係について語っている.ここでは,人間以外の存在も,体系化された歴史をもち,未来について思考をめぐらせ,さらに自分自身の話を語る独立した存在と捉えらえている.そして,記憶し,想像し,映画の観客となる主体が人間のみであるという前提に疑問を投げかけている.
キュレーション:メー/アーダードン・インカワニット(ライター,キュレーター)[タイ/英国],ジュリアン・ロス(研究者,キュレーター)[日本/英国/オランダ]
上映作品
バガスウォロ・アリヤニンティアス《ビラール》[インドネシア]2006年/4分
パットンポン・モン・テスラティーブ《コンフュージョン・イズ・ネクスト》[タイ]2018年/22分
ラクス・メディア・コレクティヴ《星々の血》[インド]2017年/13分
ザイ・タン《エスケープ・ヴェロシティ Ⅱ》[シンガポール]2018年/10分
ステファニー・コミラン《こちらにおいで,パライソ》[カナダ]2017年/25分
総上映時間:約75分