チャンネルICC
11月1日(火)より,国際交流基金アジアセンターとの共催による連携プロジェクト「アジアのメディア・コンシャス」として,ライフパッチ「ルマ(家)とハラマン(庭)」の展示が始まりました!
この展示は「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」のひとつとして,ICCと外部団体との連携企画によって開催するもので,2016年度の後半は,日本とアジア諸国との現代芸術表現におけるメディア・テクノロジーの役割,活用法などをテーマとし,インドネシア,ジョグジャカルタを拠点に活動するアーティスト・コレクティヴ,ライフパッチを招聘します.会期中には,ICCに滞在するライフパッチのメンバーと,日本のアーティストによるワークショップやシンポジウムなどの開催を予定しています.
ライフパッチは,2012年にジョグジャカルタで結成された,科学者,プログラマー,デザイナー,アーティスト,プロダクション・マネージャー,キュレーターといった多様なメンバーで構成されるアーティスト・コレクティヴです.デジタル・テクノロジーを駆使して,社会における問題提起としての実践的芸術表現や,次世代の育成といった様々なプロジェクトを自主的に立ちあげるなどの活動を行ない,2014年には,アルス・エレクトロニカ,デジタル・コミュニティーズ部門にてオノラリー・メンションを受賞しています.
また,ライフパッチの主要メンバーである,アンドレアス・シアギャンは,今年の7月にICCを会場として開催されたメディアアート国際シンポジウム 「“アート&テクノロジー”時代の変遷,同時代の動向,これからのプラットフォーム」にも出演されたので,彼らの活動に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか.
会期中は,大きく二期の展示に分かれていて,それぞれの会期ごとに来日するメンバーも異なり,「ルマ(家)」と「ハラマン(庭)」という,今回の展示タイトルにちなんだ実践が展開されます.
現在は,運搬用の木製パレットの組み合わせによって設えられた壁面に,ライフパッチの活動を紹介する映像や彼らの活動ドキュメントが展示されています.来週にはアーティストも来日し,今後行われるイヴェントについては,ICCのウェブサイトなどでお知らせをしていきますので,どうぞイヴェントや,イヴェントの後に変化していく展示室にお運びください.
みなさまのご来館をお待ちしております!
オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス 連携プロジェクト「アジアのメディア・コンシャス」
ライフパッチ「ルマ(家)とハラマン(庭)」
会期:2016年11月1日(火)─2017年3月12日(日)
第一期:「ルマ(家):プライヴェートな空間を使用した集団的実践」
会期:2016年11月1日(火)―12月28日(水)
参加メンバー:ティンビル・ブディアルト,アグン・ゲゲール,ウィスヌ・ワゥイース
第二期:「ハラマン(庭):集団活動と戦略」
会期:2017年1月5日(木)―3月12日(日)
参加メンバー:アンドレアス・シアギャン,アダリ・ドノラ,ドリー・フサダ
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開館時間:午前11時─午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始(12/29─1/4),保守点検日(2/12)
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
共催:国際交流基金アジアセンター
[N.K.]