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イヴェント・レポート スタッフ・ノート

ワークショップ「アニメーションで音楽を作ろう!」レポート

2016年8月30日 18:30

8月21日と23日,《Forest and Trees》を出品している大西景太さんによるワークショップ「アニメーションで音楽を作ろう!」が開催されました.


ICC キッズ・プログラム 2016「気づきフィルター メディア・アートの要素を探してみよう」で展示している《Forest and Trees》は,12個のフォトフレームそれぞれにシンプルなアニメーションが再生され,その動きに合わせた効果音が付けられた,インスタレーション作品です.ワークショップ「アニメーションで音楽を作ろう!」は,《Forest and Trees》のアニメーションの一部を使い,それぞれのアニメーションを,特定のタイミングでアニメーションの動きに合わせた音が出る楽器と見立てて演奏する体験となりました.


まず,「音がするときには,何かが振動している=音と動きは連動している」という気づきのポイントを,喉を触れながら声を出してみたり,テーブルを叩いて音を出してみたり,スピーカーのコーンを直接触ったりして,音と動きの関係を体験しました.


次にワークショップで使われるアニメーションを見て,動きとその動きにあった音について想像し,確認しました.アニメーションを動かすためには,ワークショップ用に用意された1から12までの数字が書かれたボタンを使いました.1人が2つのボタン(アニメーション)を操作して,演奏することになります.


ワークショップで音楽を作るにあたり,音が音楽として聞こえるための要素のひとつとして,リズムを合わせることでの聞こえ方に着目しました.ディスプレイに表示された4拍子のメトロノームを使って,みんなで拍手をしてリズムを合わせることの練習をしました.


拍手でリズムを作れることを確認できたら,それをボタンでのアニメーションの演奏に変えてみます.リズムに合わせて1から順にアニメーションを動かしてみたり,大西さんが指揮者となって演奏してみたり,最後にはこのワークショップ用の楽譜で音楽を作りました.


ワークショップでは,大西さんのアニメーションの一部だけでの演奏となりましたが,子どもたち独自のリズム感や楽しみ方で,全8回行なったワークショップそれぞれで毎回違った音楽に聞こえてくるのが印象的でした.
展示作品の《Forest and Trees》は,アニメーションやそれに付けられた音のバリエーションも多く,何回でも見てしまう楽しい作品です.ICCでご覧いただけるのも8月31日(水)までとなっています.ぜひお見逃しなく!



ICC キッズ・プログラム 2016「気づきフィルター メディア・アートの要素を探してみよう」
会期:2016年7月16日(土)―8月31日(水)
開館時間:午前11時―午後6時
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
後援:渋谷区教育委員会,新宿区教育委員会,中野区教育委員会,文京区教育委員会


[Ka.T]