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《フラットスコープスケープ MJ》 [2010] “Flat Scope Scape MJ”

野老朝雄

《フラットスコープスケープ MJ》

作品解説

幾何学パターンが印刷された透明シートを使用し,ライトボックスの上で複数のシートを重ねることでパターン同士が干渉し合い,新たな模様が現われます.それらをゆっくり動かすことによって,その模様を変化させることができます.3台のライトボックスが3台のカメラによって撮影され,プロジェクターによってひとつの画面に重ね合わせられています.

規則的で周期的なパターンが複数重なることで起こる干渉をモアレと言います.そのパターンの重なり方を変えることで,モアレを変化させることができます.作家は,その操作をVJ(ヴィデオ・ジョッキー)にならって,MJ(モアレ・ジョッキー)としています.3つの映像を重ねることで,操作している自分の影の中にモアレの模様が映り込み,どこか幻想的な風景を作り出します.《ガラクロックワークス(ツイン)》は,グリッド状に分割されたパターンが,会場の様子に応じて多様に変化しながら時を刻みます.それは,どの瞬間でも連続した紋様となり,同じものが再現されないようにプログラムされています.

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