ICC





はじめに
入場料
展示作品




《トランスヴァーサー》
《インテンシファイアー》
《フラット・イメージズ/ヘッドバース》
《地球の作り方−オゾン》
《 ピリオド・オブ・タイム》
《[Fra・gile]−発話の連続体−》
《ベター・リヴィング・スルー・リモート・アクセス》
《キリング・ア・クラウン》
《流体都市:ファイバー・ウエイブ II》
参加作家
関連イヴェント




シンポジウム「映像とメディア教育の未来」
シンポジウム「拡張するメディア環境と身体」
シンポジウム「メディア教育におけるアーティスト・イン・レジデンス・プログラム」
アーティスト・トーク
ワークショップ
ワークショップ
パフォーマンス《K.I.T.》
パフォーマンス《白と黒で(モノクローム・ミュージック)》
カタログ
 
1999年8月6日(金)〜9月19日(日) [終了しました.] ギャラリーA・D,シアター,5階ロビー





展示作品


《流体都市:ファイバー・ウエイブ II》
"THE FLUID CITIES: FIBER WAVE II"
渡辺 誠





 


「風は見えない.肌に感じられても,目には見えない.しかし,木々のそよぐ姿から,風の存在に気づく.梢は,風の視覚化装置として機能している.『ファイバーウエイブ』は,人工の梢である.・・・・・」

『ファイバー ウエイブ』は,風にそよぎ太陽エネルギーで発光する,エネルギーを要しない環境アートとして,岐阜,東京臨海副都心,シカゴの三都市で稼働中.『ファイバー ウエイブ II』は,そのインドア版の発展形.ICCデジタル・バウハウスの一環で新たに開発されたこのヴァージョンは,インターネットを通じて世界の都市の風をリアルタイムで再現し,また衛星の捉えた宇宙(木星や太陽風)の風を体現し,時に経済情勢を風に変換して,光のそよぎとして視覚化した.

アナログ/デジタル/アナログのプロセスで,ヴァーチュアル空間と実空間を交換している.
今回の『ファイバー ウエイブ III』は,そのネット上のフル・ヴァーチュアル版.

鑑賞者はオンラインでメニューを選び,見えない風にそよぐ梢の中を,リアルタイムでウオークスルーする.
3体の「ファイバー ウエイブ シリーズ」は,風を触媒にして,リアル/ヴァーチュアル世界を行き来する.