データベースとネットワーク/場・記憶・情報
日時: 4月20日 (日) 11:00〜13:00 [終了しました.]
会場: 東京オペラシティB1 リサイタルホール
田中譲,アニック・ビューロー,藤幡正樹,伊藤俊治
過去の記憶のドキュメントを主流にしてきたこれまでのミュゼオロジーが大きな転換を余儀なくされています.ミュージアムの語源が記憶の女神ミューズであることからもわかるように,美術館とは,本来,記憶装置や記憶の場でした.
さらにいえば,これからは記憶の形式や記憶の構造が芸術の基盤となり,記憶自体が芸術を統合してゆく役割を果たしてゆくことが予想されます.記憶とはもともと存在するのではなく,つくられていくものです.過去のドキュメントではなく,未来をプロジェクションする記憶を生み出す生成装置としての美術館,記憶の組み変えや再編集の場としての美術館のあり方を,新しいデータベースづくりの方向性やネットワーク技術の進化の地平から模索していきます.
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