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今回の作品では,私は主観的経験の探検を試みようと思います.この作品の焦点は探検可能な象徴的世界の構築にあります.そこでは,心と肉体による比喩的表現が,お互いの地図となり目的物となり,反復する「ドラマ」が繰り広げられます.この象徴的世界は,人間の身体の部位との関係があらかじめ決められており,トルソ型のインターフェイス上に,それが地図としてつくられています.こうして,相互にコントロールされることによって,象徴的世界が探検されることになるでしょう.地図上の点が,導入点としての役割をもち,それらの点がやがて,参加者が呼び起こした変化あるいは並置といった様々な可能性へ導くことになります.つまり,この作図された地図には,表層と深層が存在することになるのです.
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