ICC





はじめに
入場料
審査結果
展示作品
参加作家
カタログ
 
1997年10月25日(土)〜12月7日(日) [終了しました.] ギャラリーA,D





はじめに


21世紀まであとわずかと迫った私達の世界は,科学技術の進歩がすすみ,ますます複雑でネットワーク化された社会になっています.古来から科学と密接な関係にある芸術が,テクノロジー/メディア・アートとして近年話題に上ることが多いのも当然のことでしょう.そのことはまた一方で,今日の多くの芸術家にとって,大きな時代の転換期に生きていることを実感させることになります.

ICCビエンナーレは,テクノロジー/メディア・アートにおいて,こうした新しい表現を模索しようとする優れた新進気鋭アーティストの発掘・サポートを目的として,隔年ごとに開催される展覧会です.第1回展のテーマは「コミュニケーション/ディスコミュニケーション」です.ICCが委嘱した選定委員8名によって推薦された41名のアーティストの中から35名がテーマにそった作品アイディアを提出.これらの作品に関して本展審査員による第1次審査が1996年10月22,23日の2日間で実施され,出展作家10名が決定しました.

さらに実際に制作された9作品(その後1名辞退のため)について1997年10月24日第2次審査が行われ,グランプリ1点(賞金500万円),準グランプリ2点(賞金各100万円)が選出されました.