人-コンピュータの境界に位置するインターフェイスがますます重要になる昨今.インターフェイスの設計は新たなフェイズを迎えています.
これまで,インターフェイスは単にデヴァイスの使い勝手や,情報世界への橋渡しを問題として考えられてきた傾向があります.しかし,コンピュータは小型化とネットワーク化により,その使い方やインタラクションの可能性が大きく変わりました.そしてインターフェイス設計は,より身体的で行為的で,体験そのものを設計し扱おうという流れになってきています.そこから見えてくるのは,インターフェイスがヒトの行為や思考法を変える力をもっているということです.情報と物質とが体験のもとで収斂していくインターフェイスと向き合うヒトはこれからどうなるのか,
本トーク・イヴェントではインターフェイスの哲学を専門とする水野勝仁氏をお招きし,これまでのインターフェイスの歴史を振り返りながら,昨今の状況を踏まえてこれからを議論します.
出演:
水野勝仁(甲南女子大学文学部 メディア表現学科 講師)
渡邊恵太(明治大学総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 准教授)