文化庁メディア芸術祭20周年企画展実行委員会は「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」を2016年10月15日(土)から11月6日(日)までの23日間,東京・千代田区のアーツ千代田 3331を中心に開催します.今年,メディア芸術祭の20周年を記念して開催する本展では,「変化」をキーワードに,過去に審査委員を務めた4人の監修者によって選ばれた,歴代の受賞・審査委員会推薦作品の展示や上映等を行ない,変容し続けるメディア芸術の多様な表現を紹介します.
その企画展示のひとつとして,サテライト会場であるNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]では,「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」を開催します.近年のメディア・アーティストたちの活動スタイルは,新たな方法論を確立していることが見て取れます.アート,デザイン,エンターテインメントを自由に横断し,時にはクライアントワークを,時にはアート領域での表現活動をしています.また,個人ではなく,仲間たちとプロダクションを設立し活動しているのも特徴です.このような活動の広がりを持つ,アーティストたちの登場は,メディア芸術祭がスタートした1990年代後半から顕著になってきました.本展では,そうした作り手たちを「新たな表現の流儀」を持つアーティストとして捉え,その作品群をピックアップして紹介します.