カメラ・オブスクーラに由来する光学・視覚のシステムは,光を整合的かつ静止的なものと見なすことで,ルネサンス以降,美術,建築だけでなく社会のあらゆる領域を支配してきました.このセッションでは,カメラ・オブスクーラ・モデルの延長としてありながらもそこから逸脱しうる表現,またもはやそのようなモデルではとらえきれない新たな知覚のあり方や,インタラクティヴに世界や空間,そして時間を組み替えていく表現やシステムの可能性について検討します.
パネリスト:岡田温司(西洋美術史・思想史/京都大学大学院教授),インゴ・ギュンター(本展アーティスト),エイリアン・プロダクションズ(本展アーティスト),ミシャ・クバル(本展アーティスト)
司会:四方幸子(本展キュレーター)