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イヴェント・レポート スタッフ・ノート

「シマシマを着てシマシマで演奏体験をしてみよう!」レポート

2017年8月29日 16:10

8月26日(土),ICC キッズ・プログラム 2017「オトノバ 音を体感するまなび場」関連イヴェント,和田永「シマシマを着てシマシマで演奏体験をしてみよう!」を開催しました.


和田さんの出品作品《ストライプト・セッションズ(ボーダーシャツァイザー)》は,和田さんが行なう「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」プロジェクトから生まれた作品です.

和田永さん

ブラウン管テレビの映像入力端子に音声信号を入力すると,画面にランダムな白黒の横縞があらわれ,音声信号に応じて変化します.その現象を応用して,規則的な縞模様(ボーダー柄)を周期的な音に変換し,縞模様の本数に対応した周波数の音を出す楽器として《ストライプト・セッションズ(ボーダーシャツァイザー)》が制作されました.この楽器は演奏者がボーダーシャツを着て,ヴィデオカメラによって撮影された縞模様をテレビによってモニターしながら変化させることで演奏します.カメラに近づけばテレビに映される縞模様の本数は少なくなり,音は低くなります.その逆に離れればたくさんの縞模様が映されて音は高くなります.

「シマシマを着てシマシマで演奏体験をしてみよう!」は,「オトノバ」会場内の《ストライプト・セッションズ(ボーダーシャツァイザー)》展示スペースにて開催しました.ボーダーシャツの代わりに用意されたボーダーゼッケンを身につけ,和田さんのデモンストレーションとパフォーマンスも含めた演奏方法のレクチャーが行なわれた後,ワークショップ参加者は3つのグループに分かれ,和田さんの用意した共通のリズムに合わせて,そのグループごとの動きやフレーズを考え,セッションが行なわれました.

自分の着ているボーダーシャツが音に変換されることを通じて「音を着ている」ことが感じられるように,参加者には,あらかじめ自分のボーダーシャツをお持ちの場合は着て来てもらいました.また,規則的な縞模様ではないボーダーシャツや白黒のコントラストが低いボーダーシャツでは,音にあまり良く変換されません.そのことを実際に体験し,理解してもらった上で,その場合には作品で使用しているものを着用してもらって演奏を楽しみました.

ICC キッズ・プログラム 2017「オトノバ 音を体感するまなび場」の会期も残りわずかです.自分の持っているボーダーシャツを着て来て,演奏を楽しんでみてください.

みなさまのご来場,お待ちしております!



ICC キッズ・プログラム 2017「オトノバ 音を体感するまなび場」
会期:2017年7月15日(土)—8月31日(木)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時—午後6時
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
後援:渋谷区教育委員会,新宿区教育委員会,中野区教育委員会,文京区教育委員会


[Ka.T]