チャンネルICC
ICCインタヴュー・シリーズ「アート&サイエンスの現在」より,磯崎新のインタヴューをHIVEで公開しました.
ICCインタヴュー・シリーズ「アート&サイエンスの現在」
磯崎新 インタヴュー(1997年収録)
http://hive.ntticc.or.jp/contents/interview/isozaki/
「この世界すべての組み立て方,それを考えることが建築です」
建築家の磯崎氏は,1931年に大分に生まれ,1963年に磯崎新アトリエ設立以降,《つくばセンタービル》,《ロサンゼルス現代美術館》,《サン・ジョルディ・パレス(バルセロナ市オリンピック・スポーツ・ホール)》,《山口情報芸術センター》など,国内外で数多くの作品を手掛け,建築の領域にとどまることのない問題提起を生み出しながら活動を行なっています.
このインタヴューでは,1960年以降の自身の創作の変遷――たとえば,1960年代,近代建築や既存の手法への批判から始まった「ラディカル・アーキテクチャー」とよばれる運動の中での思考や提案した計画,その後,70年代,80年代,90年代へと時代が移り,経済状況などが変容していく中で,コンセプトや手法の転換がどのように起こったか――を詳細に語っています.
インタヴューの中で紹介される事例の一つに,磯崎氏が1968年の「ミラノ・トリエンナーレ」で提示した,原爆で破壊され廃墟となった広島の上に未来都市の廃墟を重ねた《電気的迷宮(エレクトリック・ラビリンス)》があります.磯崎氏は,今ある都市の上に廃墟が生まれてくるという「廃墟の反復」といったものを,未来のイメージとして持っていたそうです.
インタヴューの後半では,ICC開館の1997年に開催した展覧会
磯崎新に関連する資料や記録映像はこちらからもご覧いただけます.
■「海市」―もうひとつのユートピア をめぐって 対談:磯崎新×浅田彰(PDF)
(『インターコミュニケーション』No.21(1997年夏号)収録)
/pub/ic_mag/ic021/isozaki_j.pdf
■1998年に対談を行なった荒川修作のインタヴュー
http://hive.ntticc.or.jp/contents/interview/arakawa/
■シンポジウム「アーカイヴが紡ぐ未来:再連結する情報」
中谷礼仁のプレゼンテーションで,丹下健三による広島平和記念資料館の建築プロセスが紹介されています.
(00:23:00~00:34:00)
http://hive.ntticc.or.jp/contents/symposia/20070616/
■ICC開館15周年/「海市」展15周年記念シンポジウム 〈都市〉はアーキテクチャか?
出演者:磯崎新,高山明,江渡浩一郎,浅田彰,羽藤英二(コメンテーター)
http://hive.ntticc.or.jp/contents/symposia/20130224
○インタヴュー・シリーズ「アート&サイエンスの現在」について
ICCは,
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100000701
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100000832
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001050
[T.M.]