これまでにevalaが発表してきた36の立体音響作品のサウンド・データを学習したサウンドエフェクト生成AIを用いて,空間的作品をつくる試みです.サウンド(evalaがシグネチャーとして作品の始まりに用いている汽笛の音)とテキスト(学習に用いられた作品のうち8作品のタイトルをチャンネルごとに選択)の二つをリファレンス(プロンプト)として,リアルタイムかつマルチチャンネルで「evalaのような音」が生成され続けます.このプロジェクトは,作家不在でも立体音響作品を永続的に継承・制作しうる新しいアーカイヴのかたちを探求する実験であり,本作品はその最初のスケッチとなります.
コンセプト,ディレクション,データ提供:evala
技術協力:ソニーグループ株式会社
サウンドAIリサーチャー:長島千尋,高橋晃,鍾知,高橋秀介,光藤祐基(Creative AI Lab)
テクニカル・ディレクター:戸村朝子,大西拓人,細谷宏昌,小薮亜希(技術戦略部)
空間デザイン:豊田啓介(NOIZ),平井雅史(NOIZ)
照明デザイン:2bit