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《心臓ピクニック》 [2010] “Heartbeat Picnic”

渡邊淳司+川口ゆい+坂倉杏介+安藤英由樹

《心臓ピクニック》

作品解説

左手(ひだりて)四角(しかく)(はこ)()ち,右手(みぎて)聴診器(ちょうしんき)(むね)()てると,箱が心臓(しんぞう)(おな)じようにふるえて,手のひらで心臓の(うご)きを(かん)じることができます.自分(じぶん)の心臓はどのように動いているでしょうか? 友達(ともだち)家族(かぞく)の心臓はどうでしょうか? 心臓は,わたしたちが()きているあいだ,ずっと動きつづけています.みんなの「いのち」を手のひらで感じてみましょう.

心臓は,私たちの生命を支えるために生まれてから休むことなく動き続けています.「心臓ピクニック」は,心臓の動き(鼓動)を手のひらで触感として感じるワークショップです.片手に聴診器,もう片手に四角い箱(心臓ボックス)を持ち,聴診器を自身の胸に当てると,心臓の鼓動を心臓ボックスの拍動として感じることができます.自分の心臓がどのように動いているのかじっくりと味わい,また運動したり寝転んだりしながらその変化を確かめ,さらに他の人と“心臓”を交換してその違いを感じることで,生命としての自分の存在が実感されます.手のひらの上の生々しい感覚を手がかりに,自分や家族,目の前にいる人,街を行き交う人々が,それぞれひとつの心臓を持ち,生き物として存在しているという事実を想像してみましょう.このワークショップは,私たちがあらためて〈生命〉と出会う機会を創出するものといえます.

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