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ICC コレクション

《ガムラン・オブ・()()ニケーション》 [1997/2020] “GAMELAN OF NOMMUNICATION”

ヘリ・ドノ

《ガムラン・オブ・<ruby>飲<rp>(</rp><rt>ノ</rt><rp>)</rp>む<rp>(</rp><rt>ム</rt><rp>)</rp></ruby>ニケーション》

作品解説

ガムランやワヤン・クリッなど,インドネシアの伝統芸術を要素に用いた本作品では,各要素が素朴な機械的仕組みで接続され,自動で音を奏でたり,人形が踊ったりします.ガムランの演奏はもともと青銅楽器のみで行なわれていましたが,木製・竹製楽器や照明装置なども柔軟に取り入れながら発展してきました.ヘリ・ドノは,ガムランやワヤン・クリッなどはすべて「多様性の中の統一性(ビネカ・ツンガル・イカ)」というジャワの哲学から直接生まれたものであり,それらの緩やかな相互関連性は,西洋的な,価値の絶対化へと向かう中心主義的思想とは対照的であると書いています.そして,ガムランやタイトルに示唆されている飲酒文化もまた,コミュニケーション手段としての言語の一形態であるという認識から,この作品を「コミュニケーションへの入口」であるとしています.

《ガムラン・オブ・飲むニケーション》は,ICCのオープン時に委嘱制作されたICCコレクション作品です.インドネシア出身であり,同地を代表するアーティストの一人であるヘリ・ドノによる作品を,本展にあわせ,修復し,再展示します.

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