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《Alter》 “Alter”

《Alter》制作チーム(代表:石黒浩/池上高志)

《Alter》

作品解説

ロボットの持つ「生命らしさ」を外見だけでなく,運動の複雑さで実装した.《Alter》は42本の空気圧アクチュエータで構成された体と,年齢・性別が不明な「誰でもない」顔を持つ.その運動は,CPG(Central Pattern Generator:脊髄に存在し,歩行などの周期的な運動を生成する仕組み)をモデルにした周期的な信号生成器,ニューラル・ネットワーク(人間の脳の神経回路のしくみを模したモデル),そして《Alter》の周囲に設置したセンサーによって制御される.《Alter》のCPGとニューラル・ネットワークにより生成された動作は,自らの周囲を認識する照度センサーや距離センサーの値にも反応し,なめらかでカオティックな身ぶりを見せる.「メカニズムも存在目的も生物とは異なる機械が,ときに生物よりも生命性を感じさせるのはなぜか?」という問題を提起する作品.


第20回文化庁メディア芸術祭 アート部門優秀賞受賞作品

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