石井裕 ISHII Hiroshi
石井裕
プロフィール
石井裕は,人間とデジタルな情報,そして物理的な環境との間のシームレスなインタフェースのデザインをテーマとした研究を行なっています.MITメディア・ラボにおいて,ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)についての新しいビジョン「タンジブル・ビッツ」を探究するタンジブル・メディア・グループを設立,指導にあたっています.石井のグループは,デジタルな情報に物理的な形を与えることによって,GUIにおける「ペイントされたビット」を「タンジブル・ビット」に変えてゆくための研究を進めています.
MIT在籍以前の1988年から1994年まで,NTTヒューマンインタフェース研究所において,コンピュータ支援による協調作業(CSCW)研究グループを率い,「チームワーク・ステーション」と「クリアボード」を開発しました.
石井はヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)とCSCWの分野における研究を積極的に進めています.現在ACM TOCHI(コンピュータ・ヒューマン・インタラクション・ジャーナル)の準編集者を努めるほか,ACM CHI,CSCW,UIST,SIGGRAPH MULTIMEDIA,ECSCWなど,多数の国際会議のプログラム委員となっています.1978年北海道大学電子工学科卒業後,1980年コンピュータ工学修士,1992年には博士を取得しています.
[2000]