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実験工房 Experimental Workshop

実験工房

プロフィール

美術作家である北代省三,福島秀子,山口勝弘,それに作曲家の鈴木博義,武満徹,批評家/詩人の秋山邦晴,さらに技術エンジニアの山崎英夫が,1951年の夏に〈グループ・アトム〉という仮称によって展覧会の計画を立てるための集まりから結成されたグループ.その後,第1回作品発表(「ピカソ祭」における《生きる悦び》の上演)が日比谷公会堂で行なわれた時に照明家の今井直次と演奏家の園田高弘が加わり,瀧口修造の提案によるグループ名〈実験工房〉を採用した. それぞれ美術作家,作曲家,批評家/詩人としての活動をしていたメンバーが,個別の活動をしながら,互いに協力して作品を発表する時はこのグループ名を用いている.バレエや演劇などの舞台装置と音楽や脚本,美術展での音楽演奏,音楽演奏会の会場構成というかたちで美術と音楽,照明,文学が共同で参加していた.幾何学的な抽象,ミュージック・コンクレートなどの表現手法に加え,テクノロジーへの強い関心や,観客と作品の関係に関心を寄せた活動を行なう.開始後に加わったメンバーとしては,最年長の版画家,駒井哲郎(1952年8月,第4回発表会直後の座談会から),写真家の大辻清司(1953年1月の『アサヒグラフ』「APN」の撮影から),作曲家の佐藤慶次郎(1953年夏頃から),福島和夫(1952年の後半から),湯浅譲二(1952年1月第2回発表会から)がいる.最大時には計14名が名を連ねていた.『第11回オマージュ瀧口修造 実験工房と瀧口修造』展(佐谷画廊,1991)図録が,同グループの活動を本格的に紹介した重要な参考文献である.

[2005]

作品

展示 & イヴェント