1975年オーストラリア生まれ，東京在住．デジタル・メディアやパフォーマンス，立体，音楽，インスタレーションなどあらゆる表現形態を横断して作品を制作する．ナルシシズム的な行為の所以に関心を寄せ，作品ではトーテミズム，偶像崇拝，またフェティシズムへと向かう人間の欲求を強調的に表現する．近年の作品には，日本製の最先端ロボットを用いて，科学技術が発達した未来におけるアイデンティティや信仰について試演させるもののほか，ジェンダー，人格，非現実的な存在感，むき出しにされた社会状況に関する新たな展望を探求するものがある．