本サイトをご利用の際,最新版のFirefoxGoogle ChromeInternet ExplorerSafariなどを推奨しております.
現在ご利用のブラウザでは,レイアウトなどが崩れる可能性があります.

JA / EN
戻る

イン・ア・ゲームスケープ
ヴィデオ・ゲームの風景,リアリティ,物語,自我

2018年12月15日(土)─2019年3月10日(日)

イン・ア・ゲームスケープ
ヴィデオ・ゲームの風景,リアリティ,物語,自我

概要

現代の文化としてのヴィデオ・ゲームは,文化庁メディア芸術祭においても顕彰の対象となり,現代の社会にも大きな影響力を持つものとなっています.それは,現代の社会のあり方を反映したものであり,また,これからの社会のありようを見出すことができるものと言ってもいいでしょう.

本展覧会では,現代のヴィデオ・ゲームのあり方や,それらが創り出す文化を検証することで,そこからどのようなことが読みとれるのかを,インディ・ゲーム及び,ヴィデオ・ゲーム・アートの2つの動向から捉えることを試みます.

展覧会タイトルの「ゲームスケープ(Gamescape)」とは,ゲームから見た風景・社会という造語で,ヴィデオ・ゲームがそれぞれのプレイヤー,制作者にもたらす新たな世界観を表現しています.


個人もしくは小規模チームで制作されるヴィデオ・ゲームは,インディ・ゲーム(Indie Games)と呼ばれています.「Unity」などの,個人でも入手でき,扱いやすいゲームエンジンの浸透による開発環境の発展や,「Steam」に代表されるオンラインストアなどのインフラが整備されるのに伴い,ヴィデオ・ゲーム産業のなかで一定の影響力と規模を持つものとして定着しました.制作規模の「小ささ」ゆえ,主流となったヴィデオ・ゲームの概念を覆すような新しい表現の場ともなりつつあり,アニメーション映画,コンテンポラリー・アート,電子音楽など,ヴィデオ・ゲーム以外のさまざまなコンテクストを出自とする開発者の参入も活発化しています.

また,ヴィデオ・ゲームに馴染み親しんできたアーティストが,ヴィデオ・ゲームというメディアを批評的な視座から俯瞰する,メタメディアとしてのアート表現は,「ヴィデオ・ゲーム・アート」と呼ばれ,現在の「ポスト・インターネット」状況(インターネットが日常化した社会状況のこと)も踏まえながら,メディア・アートのひとつの潮流をなしつつあります.ヴィデオ・ゲーム・アートでは,ヴィデオ・ゲームにおけるインターフェイスの操作や,ゲームが展開されている空間,またはその構造に着目することで,私たちが日常的にプレイするゲームに潜在するもうひとつの意味を考察しています.

現在では大学などの教育研究機関での文化研究としてのゲーム・スタディーズも充実化する中,ゲームに関する批評も盛り上がりを見せています.この展覧会では,ヴィデオ・ゲームというプラットフォームを用いた(ヴィデオ・ゲームというプラットフォームについての)表現を,「風景」「リアリティ」「ストーリーテリング」「自我」といったテーマに沿って集めることで,ヴィデオ・ゲームがもたらす世界観について考えることを企図しています.


会期:2018年12月15日(土)—2019年3月10日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜が,祝日もしくは振替休日の場合翌日.ただし2/11[月]は休館,2/12[火]は開館),年末年始(12/28–1/4),保守点検日(2/10)
* 諸事情により開館時間の変更および休館の可能性がございます.最新情報はホームページなどでお知らせいたします.
入場料:一般・大学生 500円(400円)/ 高校生以下無料
*( )内は15名様以上の団体料金
* 身体障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下は無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]


共同キュレーション

土居伸彰

1981年東京生まれ.株式会社ニューディアー代表,新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティヴァル・ディレクター.インディペンデント・アニメーションについての研究者としてキャリアをスタートさせたのち,長編作品の劇場用配給,イヴェントの企画などを通じて,世界の現代作品を精力的に紹介する事業を行なうようになる.著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』(日本アニメーション学会賞受賞),『21世紀のアニメーションがわかる本』(ともにフィルムアート社).近年はプロデュースも積極的に行ない,インディ・ゲームとアニメーションの連携の可能性にも着目.和田淳らとともにゲーム《マイエクササイズ》を開発中.

谷口暁彦

1983年生まれ.メディア・アーティスト.多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース専任講師.メディア・アート,ネット・アート,映像,彫刻など,さまざまな形態で作品を発表している.主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC,2012),「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館,2016),個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI.SO,東京,2015),「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY,東京,2017)など.

展示作品

《イタリアからの絵葉書》 [2016]

《dead-in-iraq》 [2006-11]

《エレジー:GTA USA 銃 殺人》 [2018–19]

《パラレル I–IV》 [2012–14]

《エディス・フィンチの遺物》 [2017]

《九龍の憂鬱な一日》 [2012]

《プラスチック・ガーデン》 [2013]

《SOD》 [1999]

《Untitled–Game》 [1998–2002]

《ストリート・リーガル》 [2004]

《Path Out》 [2017]

《ミラクル》 [1996]

《Mountain》 [2017]

《Everything》 [2017]

《Plug & Play》 [2015]

《Kids》 [2017–19]

《Coin》 [2017]

《LIMBO》 [2010]

《INSIDE》 [2016]

《Papers, Please》 [2013]

《何も起きない》 [2017]

《マルタンは咆哮する》 [2013]

《マイエクササイズ》 [2017-19]

《サンアンドレアス・ストリーミング・ディア・カム》 [2015–16]

《ZONE EATER》 [2017]

参加アーティスト

関連情報

割引情報

ICC 割引クーポン
こちらのクーポンをプリントアウトしてご持参いただくか,携帯端末にてご提示いただければ,展覧会に割引料金でご入場いただけます.
|→ 詳細 |

「チラシミュージアム」
http://eplus.jp/sys/web/museum/index.html

「ぐるっとパス」
http://www.rekibun.or.jp/grutto/index.html

東京オペラシティ アートギャラリーとの相互割引
東京オペラシティ アートギャラリーで同時期に開催の企画展「田根剛|未来の記憶 Archaeology of the Future ─Digging & Building」「石川直樹 この星の光の地図を写す」の入場券をICC受付にてご呈示いただくと,本展に団体料金でご入場いただけます.また,東京オペラシティ アートギャラリーご入場の際に,本展入場券をご呈示いただいた場合も,団体料金でご入場いただけます(他の割引との併用不可.ご本人のみ1回限り有効).

展示 & イヴェントをみる