InterCommunication No.12 1995
Project ICC


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連画トークセッション/
二の橋連画―影響のコラボレーション


安斎利洋 (QT Movie,459KB,28sec.)
中村理恵子 (QT Movie,237KB,14sec.)
三宅なほみ (QT Movie,598KB,37sec.)
石井裕 (QT Movie,902KB,56sec.)

SUMMARY
「二の橋連画」影響のコラボレーション展 会場風景

連画――その音から明らかなように,和歌での“連歌”から生まれた造語だ.歌人
たちが歌と歌,句と句を読みつないでいった遊びは,1990年代においては,歌を画
に置き換えて,ネットワークを使ったグラフィック・コミュニケーションへと形式
を変えた.連画は,安斎利洋,中村理恵子の2人のアーティストが「相手の絵が自分
の画面に現われた」という他愛ない偶然をきっかけに,他人のイメージに手を加え
るというタブーともとれる領域に足を踏みいれることから始まった.そしてパソコ
ン通信を利用することにより,昨年夏のCGの国際会議「SIGGRAPH'94」やICCでのワー
クショップを通して,多人数間での協調的創作活動へと発展していった.つながる
ことによって初めて意味を持つ「連画」.このメソッドの提起する「創造の連鎖」
は,新しいコミュニケーション文化のあり方を示唆している.

[このトークセッションは,1994年12月2日,NTT/ICCギャラリーにて行なわれた]
Photo ● 大高 隆

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《二の橋連画》

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