ICC
アノニマス・ライフ 名を明かさない生命
《fort-da》 2012年
毛利悠子
photo
撮影:木奥恵三
毛利悠子は,独特な機械構造を用いて空間を有機的かつユーモラスに構成するインスタレーションを制作してきました.システムエラーを起こしたコンピュータ,モーター仕掛けの楽器,サボテンからの電気信号など無機物,有機物の分け隔てなく作品に取り入れ,独特の視点と手法で,機械仕掛けの空間でありながらも,有機的な気配を感じさせる風景を生み出しています.
《fort-da》は,この展覧会のために制作された新作で,展示室の内側と外側の往還をモチーフに構想されています.
毛利悠子
1980年神奈川県生まれ.
2011年より2012年にかけて,3つの個展「Circles」(waitingroom),「Circuits」(adanda),「Circus」(東京都現代美術館)を連続して開催.「Alternating Currents: Japanese Art After March 2011」(PICA: The Perth Institute of Contemporary Arts),「拡張された感覚—日韓メディア・アートの現在」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC])などのグループ展に参加するほか,2009年からは音楽家の大友良英のプロジェクト「アンサンブルズ」に美術家として参加している.
http://www.mohrizm.net/
→ 過去に参加した展示・イヴェント