ICC

「アーカイヴが紡ぐ未来:再連結する情報」

会期:2007年6月16日(土) 午後2時—5時
会場:ICCギャラリーA
定員:250名(当日先着順)
入場料:無料

デジタル・ネットワークの巨大化によってアーカイヴは現在かつてなくダイナミックなものへと進化し続けています.自然や社会,文化全般に至る,ありとあらゆる情報がリソースとして新たな形で視覚化され始めたなか,ユーザーのふるまいも取り込みながら情報がフレキシブルに再連結をし続けるアーカイヴの未来を多面的に検討します.

インターネット中継
シンポジウムの模様はインターネット中継されます.[終了しました.]
[パネリスト略歴]
石田英敬
石田英敬
(東京大学大学院情報学環教授)


記号論,情報記号論,メディア分析.1953年生まれ.東京大学文学部卒.パリ第10大学人文科学博士.2000年より現職.パリ第8大学,パリ第7大学客員教授を歴任,01年よりパリ国際哲学コレージュ・プログラム・ディレクター.著書に『知のデジタル・シフト』(弘文堂,2006),『現代思想の地平』(放送大学教育振興会,2005),『記号の知/メディアの知』(東京大学出版会,2003)など.
http://www.nulptyx.com:80/

中谷礼仁
中谷礼仁
(歴史工学家/早稲田大学理工学術院建築学科准教授)


特異な活動で知られる建築史家.近世大工書の編纂,古代から現在までの土地形質の継続性と現在への影響の研究,最近では90年前に今和次郎が訪れた民家すべてを再訪し,その変容を記録する活動を主宰.編集出版組織体アセテートを作り,レアで普遍的な他人の著作を刊行.著書に『セヴェラルネス 事物連鎖と人間』(鹿島出版会,2005) など.


三中信宏
三中信宏
(進化生物学者/農業環境技術研究所上席研究員)


進化生物学者.東京大学大学院農学系研究科卒業.独立行政法人農業環境技術研究所上席研究員.東京大学大学院教授および東京農業大学大学院客員教授を兼任.現在は系統樹の推定理論の開発研究を通じて,一般的な歴史推論のための方法とその図像的表現に関心をもつ.『系統樹思考の世界』(講談社現代新書,2006),『生物系統学』(東京大学出版会,1997)など著書多数.
http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/



石田英敬
中谷礼仁
三中信宏