ICC





はじめに
入場料
展示作品




《I/Oバルブ》
《ストラタ/ICC》
《タッチカウンター》
《クリアボード1》
《ピンポンプラス》
《かざぐるま》
《トライアングル》
《ミュージック・ボトル》
《カーリーボット》
《ハンドスケイプ》
《インタッチ》
参加作家
関連イヴェント




アーティスト・トーク
シンポジウム
シンポジウム
カタログ
 
2000年6月23日(金)〜 7月9日(日) [終了しました.] ギャラリーA





展示作品


《かざぐるま》
"pinwheels"
サンディア・レン,フィル・フライ,セイ・オジュム,ルジラ・ホングラダロン,クレイグ・ウィズネスキー,アンドリュー・ダーリー,石井裕  

Photo: Webb Chappell

 


《かざぐるま》は,「デジタル情報(ビット)の風」のなかで回るアンビエント・ディスプレイである.フォアグラウンドの仕事(例えば人との会話)に集中していても,回るかざぐるまを視界の周辺にとらえるだけで,バックグラウンドにおけるビットの流れ,そしてそれが表わす人々や自然界の活動の「気配」を感じることができる.例えば太陽風.もし,太陽のコロナの活動を追いつづける天文学者ならば,この《かざぐるま》を使うことにより,太陽風を,自分の住む建築空間のなかで感じ取れるようにすることができる.そして,太陽の活動の微妙な変化の予兆を感じとることにより,天文台で集中観測するタイミングを計る.イオン化した粒子である太陽風を,そしてあらゆる情報の流れを,なつかしい「かざるぐま」を回す「風」として建築空間のなかで感じられるようにしたいというのが,基本コンセプトである.