宮下は,情報ネットワークや電気,通信といった現代のインフラとしてのテクノロジーに焦点を当ててきました.遍在する事象の変化や差異を観察し,独自の解釈と解析によって特定の機能を持つシステムを構築する手法を用い,テクノロジーと人間の関係性について考察を続けています.
本展示では,日常を形づくるデジタル環境や商用電源を背景に.人間が直接読み取れない「0」と「1」の信号の組み合わせを,独自のシステムによって光や音へ変換し,そこからメッセージを読み解く可能性を示します.そして,こうした日常の「ほんの些細なものごと」を通じて,私たちが現代の環境をどのようにとらえられるかという問いを投げかけます.
エマージェンシーズ! 048
宮下恵太「Just a Bit of Those Things:ほんの些細なものごと」
2026年6月20日(土)—8月16日(日)
『わたしたちの光,おおらかなしるし』(EUREKA,2024年)展示風景(参考図版)/ ©︎ 2024 EUREKA
『わたしたちの光,おおらかなしるし』(EUREKA,2024年)展示風景(参考図版)/ ©︎ 2024 EUREKA
概要
参加アーティスト
宮下恵太
アーティスト/エンジニア/即興演奏家.
電気・情報・通信といった今日的なテクノロジーと人間との関係性を主題に,システムや装置を用いた作品制作を行なう.エレクトリックギターやスピーカー,アナログミキサーといった電気的な装置による電流のふるまいを素材とした即興演奏にも取り組んでいる.音による通信装置を用いた作品《BEAT/BIT》が第25回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品に選出(2022).