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《BEAT/BIT》 [2019] “BEAT/BIT”

宮下恵太

《BEAT/BIT》

作品解説

コンピュータでは,あらゆる情報じょうほうが,「2進数」という,0と1の二つの数字だけですべての数字を表す方法ほうほうによって表されています.たとえば言葉や音も,コンピュータで使う時には0と1の2進数に変換へんかんされているのです.このコンピュータが情報をあつかうために使われる0と1の電気信号しんごうを,ソレノイドという装置そうちを使ってものをたたく動きにえ,情報をつたえるための新しい装置を作りました.この作品では,デジタル情報のやりとりの仕組みを見せながら,見ることやさわることのできないデジタル情報への人間のかかわり方を考えさせます.


コンピュータにおいては,あらゆる情報が基板上を流れる電圧の高低と,0と1のバイナリ(2進数)によって表現されています.この作品は,コンピュータで扱われる電気信号の0と1を,ソレノイド(電気エネルギーを機械的運動に変換する装置)の運動に置き換え,物体を叩くことにより情報の伝達を行なう通信端末装置およびそのシステムからなるインスタレーションとして制作されています.

本来人間には知覚することのできない情報である電気信号=bitを,打音という身体的な信号=beatに置き換え知覚可能にすることで,より直接的に人間がデジタル情報への干渉を行なう可能性を提示しています.

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