藤幡氏は,GPS(地球測位システム)という衛星を使って自分の位置(緯度,経度,高度)を教えてくれる装置を携えて実際に富士山に登頂し,そのときの個人体験データをもとに,新しい富士山をコンピュータのなかにつくりだし,実際の体験とイマジネーションの関係を探るワークショップを行なった.ワークショップでは,来館者にも,GPSを利用してデータを収集し,富士山の図形をリアルタイムに変形してもらった.その成果報告.
講師:藤幡正樹 (コンピュータ・アーティスト)
『ICCコンセプト・ブック』(NTT出版,1997)より引用